非常用の発電機を選んでみる
震災後の停電対策で自家発電機の購入を検討した方も多いと思います。私も昨年の春ごろ購入しておきました。購入の前には、発電機を選ぶポイントやどの程度の事が出来るか判らず製品を選ぶ事ができませんでした。
今回は私が製品選択をした時のポイントをご紹介します。
自家発電機を選ぶ時によくわからない事はたくさんあります。値段も安くないです。と思っているととても安い物が有ったりして、どう違うのかわかりません。最初にこんな印象を持ちますよね。
そんな方の少しでも参考になれば・・・と私が発電機を選んだ基準を書いてみます。
まずは何を動かすのか? という設定、想定範囲をイメージする必要があります。例えば、スマートフォンの充電、ラジオを聴く、テレビの視聴、パソコンを動かす、夜の照明、お湯を沸かす、調理器具を動かす、冷蔵庫を動かす、暖房器具を動かす、電動工具を動かす などです。
どこで使うのか? というのも根本的な問題です。マンション住まい、一戸建て、他の集合住宅、あるいはキャンプで使いたい などです。エンジン式の発電機は小型オートバイほどのエンジンを使いますので騒音も同じくらいとイメージします。お祭りの夜店でよく使われていますから音を聞いてみると良いでしょう。
次は発電機を動かす燃料の種類です。大きくは4種類ですかね。ガソリン、プロパンガス、カセットボンベ、太陽電池 です。実質はガソリンかカセットボンベかの選択になります。
プロパンガスは業務用と考えられます。燃料の入手も面倒です。太陽電池は趣味の世界ですね。実用レベルにするにはお金がかかりすぎます。スマートフォンの充電用なら実用的です。騒音が無いというのもポイントですね。
非常時用ならば燃料の入手しやすさ、保管のしやすさ、も考慮しなくてはなりません。ガソリンは入手しやすいですが保管は難しいです。半年以上放置したガソリンはエンジンに悪影響を与えてきます。気化しやすので室内での保管、直射日光が当たる場所、熱がこもる場所での保管はあり得ません。
カセットボンベはガソリンに比べ保管が簡単ですが、ガソリンと同じ容量のガスでは発電時間がとても短くなります。
以上が基本的にイメージしておくことです。使用場所と騒音で発電機の購入をあきらめる方が多くなるはずです。
考えることは多く面倒ですが、発電機の種類としては購入のしやすさ、重さなどで実質3種類しか選択肢がありません。
カセットボンベとガソリンの違いはイメージしやすいです。しかし、900VA、1600VAって何?イメージできませんね。VAはそのままワット(W)だと思ってください。
電力会社がよく タコ足配線はやめましょう と言います。 家庭用コンセントは1か所で1500Wまでとなっている物が多いです。1600VAならばコンセント一つで動かせるもの、900VAならその半分という感じです。
もっとイメージしやすくすると電子レンジですかね。600Wの電子レンジを動かす場合、1600VAの発電機なら動くでしょう。しかし、900VAの発電機ではぎりぎりです。運が良いと動くでしょう。
電気ヒータの場合はヒータのワット数そのままと考えて良いです。900VAの発電機ならば800W程度のヒータを動かせるでしょう。しかし、ぎりぎりはやめましょう。余裕は必要です。
モータを動かす器具はモータが回り始める時に多くの電気を必要とします。掃除機や電動工具だと器具の消費電力の数倍以上の発電能力が必要です。器具に表示される消費電力は安定して動いている時のものになりますので、ワット数では余裕があっても発電機では動かせない場合があります。
どうでしょうか?自分が動かしたい電気製品は 1600VA必要か900VAで間に合うかイメージできますでしょうか?
発電能力を超えた電気製品を動かそうとしたらどうなるの?と思うでしょう。この場合は発電機のブレーカが落ちます。家のブレーカと同じですね。電動工具などはスイッチを入れモータの回り始めるとブレーカが落ち動かないなんて事になります。
また、発電能力が大きい物は重量が重いです。女性の方はここも選択ポイントになりますね。
1600VAのガソリン発電機はガソリン満タン、オイル満タンで重量20kgを超えます。ポリタンク灯油満タンより重い感じですね。
900VAでは重量15kgほどです。これで灯油ポリタンクくらいでしょうか。重いことに変わりませんがこれならほとんどの方が持ち運べるでしょう。
いろいろ書きましたが、悩むくらいならできるだけ発電能力の大きい物を買ったほうが良いです。
そして最後のポイントです。発電された電気品質が問題となります。
家庭用の電源コンセントの電気は電圧100Vで東日本では50Hz西日本では60Hzの交流です。交流というのは電圧が波の様に高くなったり低くなったりする事です。その高低を繰り返す回数が1秒間に50回だと50Hz、60回だと60Hzと呼びます。波の形はきれいで滑らかな形をしています。サイン波あるいは正弦波と呼ばれます。そして、電圧はこの並の実効的な高さを表します。
電気の品質とは、どれほど正確に50Hzあるいは60Hzの波であるか、どれほどきれいな正弦波であるか、というものです。
きれいな波を作るのは大変面倒なので、なめらかでは無い階段状の波だったり、正確な50Hzや60Hzの回数で波打たないものがあります。
インバータ方式と言うものがきれいな電気を作ってくれます。
とはいえ他の方式でもほとんどの電気製品で問題が無いよう設計されています。パソコンやスマートフォンなどの電源として使う場合に気にする必要があるくらいです。精密な電気製品なので大本のコンセントの電気の波が乱れていると正しい電圧を作る事ができなくなり誤作動の原因になります。劣悪な電源では大きな電圧が発生してしまいパソコンを壊してしまう事にもなりかねません。
ちょっと、脅し過ぎですね。ここら辺はお値段と相談あるいは安心料的な感覚で良いと思います。
だいたい利用シーンと必要な発電能力をイメージできたらいよいよ具体的な機種を選んでいきます。
発電機のメーカーですが、実質ホンダかヤマハから選ぶことになります。他にもっと安いメーカの製品もありますが、発電された電気の品質が良く家庭用と言えるものはこの2つのメーカになります。他のメーカは工事現場用とも言え、価格は安いですが電気の品質がちょっと落ちます。また、騒音も家庭用を考慮したものの方が静かなようです。
また、ホンダ/ヤマハ製の半値以下で外見がそっくりな発電機も売っていたりします。インバータ方式かどうかが一つの判断基準になります。
そしてホンダ製にはガソリンタイプとカセットボンベタイプの2種類があります。
マンション住まいの方やキャンプでちょっと使いたい方はカセットボンベタイプが気になっていると思います。ホンダのEU9iGBエネポ (amazon)です。発電能力は900VAです。
私も最初はこれを買う気でいました。キャリーバッグの様に車輪が付いていて移動も楽そうです。若干重いですけどね。
カセットボンベは入手がしやすく保管も簡単です。発電機のメンテナンスも楽です。発電能力は900VAですがラジオ、テレビ、パソコン、照明器具であれば十分使えます。
欠点は動作時間です。電気製品の負荷にもよりますがカセットボンベ2本で約2.2~1.1時間の連続動作が可能と書いてあります。当然カセットボンベを交換する時に動かす事はできません。
カセットボンベ2本で2時間としてあなたは何時間使う事を想定しますか? という事で非常時用に用意しておくカセットボンベの本数が計算できます。
キャンプで使うにはとても便利そうですが災害時用と考えると心細く思い私はカセットボンベタイプをあきらめました。
そして、カセットボンベより長時間の動作が可能なガソリンタイプを見てみます。
ガソリンは放置すると腐ると思ってください。1か月に一度は発電機を5分くらい動かしましょう。
では900VAのタイプです。
ホンダのEU9i/EU9i entry(entryは並列運転ができません) 、ヤマハのEF900iS/EF9HiS (同じものです。どちらも並列運転できません) があります。並列運転とは同じ発電機を2つつないで発電能力をほぼ2倍にする事です。まぁ、使う事はないでしょう。
同じ製品なのにアマゾンにいろいろなページがあって見ずらいですが並べておきます。
そして1600VAタイプです。
ホンダのEU16i、ヤマハのEF1600iS/EF16HiSがあります。どの機種も並列運転ができます。
AC100Vだけではなく直流出力で自動車用のバッテリーを充電することもできます。その場合は専用のコードが必要です。
その他のメーカ製も見つけられると思いますが、デザインを見ると作っている会社を推測できます。また、極端に安い発電機もたくさんあります。ここら辺は自分の使い方を考えて選べばよいと思います。
最終的に私はホンダの1600VAタイプを購入しました。最後の選択ポイントにした事を書いておきます。
それは保守部品の入手のしやすさです。機械部品ですので消耗する部品があります。いざという時壊れた!という事もあります。そんな時自力でどこまで直せるか?部品はどこで売っているか?という点に注意しました。
発電機のエンジンを動かすときはひもを引っ張って最初に回転させます。スタータモータなんて無いですから。そして、この紐が切れる事が多いようです。一番単純な消耗品です。
自分の家の近所でどこの製品の部品が売っているか?というのが重要です。
近所のホームセンター、ワークショップ、農機具店などでどこの製品を扱っているか 保守部品が店頭にあるか などを見て廻りましょう。
私の家の近所ではホンダの保守部品の入手が容易そうだったのでホンダに決めました。
保守部品まで買い込んでしまっておくなら安い発電機を選ぶというのも有りだと思います。
最後にガソリンを保存するのに使うガソリン携行缶を用意しましょう。いざという時は自動車のガソリンを使うよ、と思っている方もいると思います。しかし、自動車からガソリンを抜き取るのは難しいと思います。なぜなら、最近の自動車のガソリンタンクは給油口からとても遠い場所に置かれているからです。石油用のしゅぽしゅぽでは無理ですよ。
そして価格は高くなりますがステンレス製の携行缶を購入することをお勧めします。スチールのガソリンタンクは良く錆びます。ガソリンを中途半端にいれて空間が開いているとすぐに錆びます。ガソリンには水が溶けこんでおり気温差で等で水分がガソリンから出てガソリン携行缶の内側で結露を起こします。そして、錆が混じったガソリンを発電機で使えばエンジンがすぐに止まってしまうでしょう。
間違っても灯油用のポリタンクなど使わないようにしましょう。
ガソリン携行缶にも消耗部品があります。給油口や空気抜きバルブにゴム製のOリングが付いています。数年も使うとOリングのゴムが固くなり切れてしまいます。こうなると密閉できなくなり気化したガソリンが漏れ発火の危険もあります。消耗部品を買いやい製品を選ぶと良いでしょう。
今回は私が製品選択をした時のポイントをご紹介します。
自家発電機を選ぶ時によくわからない事はたくさんあります。値段も安くないです。と思っているととても安い物が有ったりして、どう違うのかわかりません。最初にこんな印象を持ちますよね。
そんな方の少しでも参考になれば・・・と私が発電機を選んだ基準を書いてみます。
まずは何を動かすのか? という設定、想定範囲をイメージする必要があります。例えば、スマートフォンの充電、ラジオを聴く、テレビの視聴、パソコンを動かす、夜の照明、お湯を沸かす、調理器具を動かす、冷蔵庫を動かす、暖房器具を動かす、電動工具を動かす などです。
どこで使うのか? というのも根本的な問題です。マンション住まい、一戸建て、他の集合住宅、あるいはキャンプで使いたい などです。エンジン式の発電機は小型オートバイほどのエンジンを使いますので騒音も同じくらいとイメージします。お祭りの夜店でよく使われていますから音を聞いてみると良いでしょう。
次は発電機を動かす燃料の種類です。大きくは4種類ですかね。ガソリン、プロパンガス、カセットボンベ、太陽電池 です。実質はガソリンかカセットボンベかの選択になります。
プロパンガスは業務用と考えられます。燃料の入手も面倒です。太陽電池は趣味の世界ですね。実用レベルにするにはお金がかかりすぎます。スマートフォンの充電用なら実用的です。騒音が無いというのもポイントですね。
非常時用ならば燃料の入手しやすさ、保管のしやすさ、も考慮しなくてはなりません。ガソリンは入手しやすいですが保管は難しいです。半年以上放置したガソリンはエンジンに悪影響を与えてきます。気化しやすので室内での保管、直射日光が当たる場所、熱がこもる場所での保管はあり得ません。
カセットボンベはガソリンに比べ保管が簡単ですが、ガソリンと同じ容量のガスでは発電時間がとても短くなります。
以上が基本的にイメージしておくことです。使用場所と騒音で発電機の購入をあきらめる方が多くなるはずです。
考えることは多く面倒ですが、発電機の種類としては購入のしやすさ、重さなどで実質3種類しか選択肢がありません。
- カセットボンベ・発電能力900VA
- ガソリン・発電能力900VA
- ガソリン・発電能力1600VA
カセットボンベとガソリンの違いはイメージしやすいです。しかし、900VA、1600VAって何?イメージできませんね。VAはそのままワット(W)だと思ってください。
電力会社がよく タコ足配線はやめましょう と言います。 家庭用コンセントは1か所で1500Wまでとなっている物が多いです。1600VAならばコンセント一つで動かせるもの、900VAならその半分という感じです。
もっとイメージしやすくすると電子レンジですかね。600Wの電子レンジを動かす場合、1600VAの発電機なら動くでしょう。しかし、900VAの発電機ではぎりぎりです。運が良いと動くでしょう。
電気ヒータの場合はヒータのワット数そのままと考えて良いです。900VAの発電機ならば800W程度のヒータを動かせるでしょう。しかし、ぎりぎりはやめましょう。余裕は必要です。
モータを動かす器具はモータが回り始める時に多くの電気を必要とします。掃除機や電動工具だと器具の消費電力の数倍以上の発電能力が必要です。器具に表示される消費電力は安定して動いている時のものになりますので、ワット数では余裕があっても発電機では動かせない場合があります。
どうでしょうか?自分が動かしたい電気製品は 1600VA必要か900VAで間に合うかイメージできますでしょうか?
発電能力を超えた電気製品を動かそうとしたらどうなるの?と思うでしょう。この場合は発電機のブレーカが落ちます。家のブレーカと同じですね。電動工具などはスイッチを入れモータの回り始めるとブレーカが落ち動かないなんて事になります。
また、発電能力が大きい物は重量が重いです。女性の方はここも選択ポイントになりますね。
1600VAのガソリン発電機はガソリン満タン、オイル満タンで重量20kgを超えます。ポリタンク灯油満タンより重い感じですね。
900VAでは重量15kgほどです。これで灯油ポリタンクくらいでしょうか。重いことに変わりませんがこれならほとんどの方が持ち運べるでしょう。
いろいろ書きましたが、悩むくらいならできるだけ発電能力の大きい物を買ったほうが良いです。
そして最後のポイントです。発電された電気品質が問題となります。
家庭用の電源コンセントの電気は電圧100Vで東日本では50Hz西日本では60Hzの交流です。交流というのは電圧が波の様に高くなったり低くなったりする事です。その高低を繰り返す回数が1秒間に50回だと50Hz、60回だと60Hzと呼びます。波の形はきれいで滑らかな形をしています。サイン波あるいは正弦波と呼ばれます。そして、電圧はこの並の実効的な高さを表します。
電気の品質とは、どれほど正確に50Hzあるいは60Hzの波であるか、どれほどきれいな正弦波であるか、というものです。
きれいな波を作るのは大変面倒なので、なめらかでは無い階段状の波だったり、正確な50Hzや60Hzの回数で波打たないものがあります。
インバータ方式と言うものがきれいな電気を作ってくれます。
とはいえ他の方式でもほとんどの電気製品で問題が無いよう設計されています。パソコンやスマートフォンなどの電源として使う場合に気にする必要があるくらいです。精密な電気製品なので大本のコンセントの電気の波が乱れていると正しい電圧を作る事ができなくなり誤作動の原因になります。劣悪な電源では大きな電圧が発生してしまいパソコンを壊してしまう事にもなりかねません。
ちょっと、脅し過ぎですね。ここら辺はお値段と相談あるいは安心料的な感覚で良いと思います。
だいたい利用シーンと必要な発電能力をイメージできたらいよいよ具体的な機種を選んでいきます。
発電機のメーカーですが、実質ホンダかヤマハから選ぶことになります。他にもっと安いメーカの製品もありますが、発電された電気の品質が良く家庭用と言えるものはこの2つのメーカになります。他のメーカは工事現場用とも言え、価格は安いですが電気の品質がちょっと落ちます。また、騒音も家庭用を考慮したものの方が静かなようです。
また、ホンダ/ヤマハ製の半値以下で外見がそっくりな発電機も売っていたりします。インバータ方式かどうかが一つの判断基準になります。
そしてホンダ製にはガソリンタイプとカセットボンベタイプの2種類があります。
マンション住まいの方やキャンプでちょっと使いたい方はカセットボンベタイプが気になっていると思います。ホンダのEU9iGBエネポ (amazon)です。発電能力は900VAです。
私も最初はこれを買う気でいました。キャリーバッグの様に車輪が付いていて移動も楽そうです。若干重いですけどね。
カセットボンベは入手がしやすく保管も簡単です。発電機のメンテナンスも楽です。発電能力は900VAですがラジオ、テレビ、パソコン、照明器具であれば十分使えます。
欠点は動作時間です。電気製品の負荷にもよりますがカセットボンベ2本で約2.2~1.1時間の連続動作が可能と書いてあります。当然カセットボンベを交換する時に動かす事はできません。
カセットボンベ2本で2時間としてあなたは何時間使う事を想定しますか? という事で非常時用に用意しておくカセットボンベの本数が計算できます。
キャンプで使うにはとても便利そうですが災害時用と考えると心細く思い私はカセットボンベタイプをあきらめました。
そして、カセットボンベより長時間の動作が可能なガソリンタイプを見てみます。
ガソリンは放置すると腐ると思ってください。1か月に一度は発電機を5分くらい動かしましょう。
では900VAのタイプです。
ホンダのEU9i/EU9i entry(entryは並列運転ができません) 、ヤマハのEF900iS/EF9HiS (同じものです。どちらも並列運転できません) があります。並列運転とは同じ発電機を2つつないで発電能力をほぼ2倍にする事です。まぁ、使う事はないでしょう。
同じ製品なのにアマゾンにいろいろなページがあって見ずらいですが並べておきます。
そして1600VAタイプです。
ホンダのEU16i、ヤマハのEF1600iS/EF16HiSがあります。どの機種も並列運転ができます。
AC100Vだけではなく直流出力で自動車用のバッテリーを充電することもできます。その場合は専用のコードが必要です。
その他のメーカ製も見つけられると思いますが、デザインを見ると作っている会社を推測できます。また、極端に安い発電機もたくさんあります。ここら辺は自分の使い方を考えて選べばよいと思います。
最終的に私はホンダの1600VAタイプを購入しました。最後の選択ポイントにした事を書いておきます。
それは保守部品の入手のしやすさです。機械部品ですので消耗する部品があります。いざという時壊れた!という事もあります。そんな時自力でどこまで直せるか?部品はどこで売っているか?という点に注意しました。
発電機のエンジンを動かすときはひもを引っ張って最初に回転させます。スタータモータなんて無いですから。そして、この紐が切れる事が多いようです。一番単純な消耗品です。
自分の家の近所でどこの製品の部品が売っているか?というのが重要です。
近所のホームセンター、ワークショップ、農機具店などでどこの製品を扱っているか 保守部品が店頭にあるか などを見て廻りましょう。
私の家の近所ではホンダの保守部品の入手が容易そうだったのでホンダに決めました。
保守部品まで買い込んでしまっておくなら安い発電機を選ぶというのも有りだと思います。
最後にガソリンを保存するのに使うガソリン携行缶を用意しましょう。いざという時は自動車のガソリンを使うよ、と思っている方もいると思います。しかし、自動車からガソリンを抜き取るのは難しいと思います。なぜなら、最近の自動車のガソリンタンクは給油口からとても遠い場所に置かれているからです。石油用のしゅぽしゅぽでは無理ですよ。
そして価格は高くなりますがステンレス製の携行缶を購入することをお勧めします。スチールのガソリンタンクは良く錆びます。ガソリンを中途半端にいれて空間が開いているとすぐに錆びます。ガソリンには水が溶けこんでおり気温差で等で水分がガソリンから出てガソリン携行缶の内側で結露を起こします。そして、錆が混じったガソリンを発電機で使えばエンジンがすぐに止まってしまうでしょう。
間違っても灯油用のポリタンクなど使わないようにしましょう。
ガソリン携行缶にも消耗部品があります。給油口や空気抜きバルブにゴム製のOリングが付いています。数年も使うとOリングのゴムが固くなり切れてしまいます。こうなると密閉できなくなり気化したガソリンが漏れ発火の危険もあります。消耗部品を買いやい製品を選ぶと良いでしょう。
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