電動アシスト自転車を買い替えた【ビビ・L】

panasonic ViVi L

電動アシスト自転車を買い替えたいと思いつつ3年ほど経っていましたが、PayPayのポイントバックに釣られてやっと買い換えました。



まえおき

電動アシスト自転車はとても高価です。10万円はしてしまいます。実際のところ必要あるの?と疑っている方も多いでしょう。
一人1台の自動車必須な地域の方には必要性が無いでしょうが、都市部近郊の子育て世代には必須アイテムとなっています。保育園・幼稚園近くでの自動車違法駐車の問題はどこでも敏感になっているでしょう。子供を乗せなくとも坂道の多い街に住んでいる方に電動アシスト自転車は必須ではないでしょうか。

私は起伏の激しい三浦半島をうろうろしていますので電動アシスト自転車は必須です。もう無いと動けません。かれこれ15年くらい使っています。サンヨーの電動アシスト自転車を使っていた事もあります。今はサンヨーからブリヂストンサイクルへ引き継がれているようです。
今回、電動自転車を買い替える際に考えたことなどを書いてみます。

アシスト自転車を買い替えるか悩む

今まではパナソニックのSugar dropという電動アシスト自転車を使っていました。10年経とうかという古さ。サイズは20インチなので小型です。重量は22kg弱です。バッテリーは4Ahしかありませんが当時のカタログ値では50kmのアシスト距離です。
さすがにバッテリーがヘタっています。バッテリーの学習容量と言われる表示によると容量劣化は50%ほどになっています。比較的バッテリーは長持ちした方でしょう。

この劣化したバッテリーではアシスト距離が長くありません。オートモードでは片道10km往復20kmも走ればバッテリーは空になります。
三浦半島の東京湾側から相模湾側へ横断しようとすると標高100mほどの道を1度は越えなくてはなりません。距離にして片道10~15kmですがオートモードでは往復できなくなっていました。登り以外は電源を切りできるだけロングモードを使いちょうど往復できるくらいでした。

バッテリーを買い替えるのも一つの手でした。容量6Ahにアップした互換品がありました。しかし、今のバッテリーで行けない所まで行く理由も無く、バッテリーに4万円近くかける気になりません。自転車自体もボロボロになっておりタイヤの交換、ブレーキパッドとワイヤーの交換も必要です。

という感じで年末年始に必ず買い替えを考えるも、ここ3年ほど使い続けていました。

PayPayのポイントバックに釣られる

今年も買い替えをどうしようか悩むのかなぁ・・・と思っていた時にPayPayのポイントバックが始まりました。無条件に20%のポイントバックです。
電動アシスト自転車は価格維持がうまくされていて値段が下がる事はほとんどありません。こういった商品を買うには魅力的なキャンペーンです。

問題はPayPayが使えるお店で自転車が買えるのか?という事になります。今のところ自転車が買えそうなのは旧ダイクマ系のヤマダ電機の一部店舗とコジマ×ビックカメラの一部店舗です。幸い横須賀には自転車を取り扱うヤマダ電機とコジマ×ビックカメラがありました。

ポイントバックというのも問題です。買いたい商品を売っているお店でPayPayが使えなければ何の意味もないですよね。まぁ、前述の家電量販店で使えるので何かしらに使うことができるでしょう。

しかし、PayPayのポイントバックキャンペーンって地域格差が酷くないですか?ポケモンGOみたいに使えるお店がない地域があるでしょ。

電動アシスト自転車に必要な事

ポイントに釣られて買う事は決定したのですが・・・どの機種にしようか?
もう記憶があやふやなのですが、パナソニック→サンヨー→パナソニックと乗り換えてきました。今回はヤマハにしてみようか?ブリヂストンにしようか?

前輪駆動と下り坂での充電という宣伝文句で以前サンヨーのを購入しました。しかし坂の多い三浦半島ではトルク不足で失敗したと思いました。坂登らない…。もう少し平野部なら良さそうです。前輪駆動以外の機種はヤマハと同じなのでブリヂストンは無しに。

電動アシスト自転車といえばヤマハです。一度はヤマハに乗っておかないと…。アシストが自然らしいと聞きますが、旧パナからの乗り換えでパワー不足と感じる人の話も聞いています。制御方法が変わってきているようで今のパナでもパワー不足と感じる人もいました。
何より電動アシスト自転車の命はリチウムバッテリーです。そうするとヤマハも無いかな・・・。

やはりパナソニックか・・・という事でカタログを一通り見てみます。
バッテリー容量は12Ahと16Ahが主力になっています。私の場合アシスト距離が50kmを超えていれば十分です。20Ahのモデルもあるようですが価格と重量を見ると選択肢に入りません。
昔と比べスポーツタイプの電動アシスト自転車が充実しています。普段の買い物に使えないと困るので今回はママチャリタイプを選びます。奥さんも乗るのでスカートでも乗り降りしやすい事が重要です。通勤・通学タイプも除外します。
するとビビ・DXにほぼなりそうです。一番売れている機種のようで店頭での在庫も豊富です。電動アシスト自転車は取り寄せだと1か月以上待つことも多いようなので実質DXしか選べないホームセンターもあるでしょう。

あらためて電動アシスト自転車の重さに驚く

ビビ・DXでいいか、と決めかけ仕様をよく見るとすぐにその重さに気付くでしょう。もう30kg近いですよ。
今の電動アシスト自転車は20インチと小さいため重さは22kgくらいです。ママチャリタイプになりバッテリー容量も大きくなるので重量もそれなりなのはわかりますが。階段を登る必要があるならやめた方がいい重さです。ポリタンク20Lに水満タンで約20kgですよ。
ヤマハのカタログを見ると若干軽い自転車が多いですそれでも26kgくらいですね。

我が家では階段や急なスロープで自転車を押す事もないためビビ・DXでもいいのですが約30kgには躊躇してしまいます。

重さに着目するとビビ・Lが魅力的に見えてきます。アルミパーツを増やし軽量化しています。重量は23kg弱となっています。これなら今のと大差ない。

カタログを見てもDXとLの違いが良くわかりませんね。
リアの荷台の積載量が異なります。DXは27kgですがLは18kgまでとなっています。Lは荷台がアルミ製なので重いものを載せられません。またLではチャイルドシートの取り付けはできません。
ビビ・Lにはスピードセンサーがありません。これによってアシスト力がどう変わるのかカタログではわかりません。店員さんに聞くと何か説明してくれるでしょうが結局違いは判らないでしょう。試乗できるお店もありますがちょこっと乗っただけでは違いはわからないと思います。

ビビ・Lに決めた

重量23kg弱という軽さを決め手にビビ・Lを買うことに決めました。
買い物して荷物が5kgあったとしてもビビ・DXと同じくらいです。ビビ・DXだとしたら35kg弱ですよ。30kgを超えると心理的にもダメージが・・・

店頭在庫があればいいなぁと買いに行きました。DXは沢山ありましたがLもありました。

ビビ・Lの感想

サクッと三浦半島を横断してみました。高低差の大きい大楠山近くのルートを通ります。東京湾側の海岸から標高約100mの道を越え相模湾側の海岸へ行って帰ってきます。

以前の20インチの自転車に比べ24インチの自転車は車輪が大きいのでトルク感が無くなるのではと不安に思っていましたが問題はありませんでした。
車輪が大きくなったので段差や路面に凸凹があっても楽に走れるようになりました。

バッテリー容量が増えた割にはカタログでのアシスト距離は増えていないのですが、評価方法が変わったこととアシスト力の比率が上がったためでしょう。古い自転車よりパワフルにアシストしてくれます。

往復で約30kmを走りました。バッテリーの表示は100%から60%になりました。50%と少しくらいの残量でしょうか。オートモードでほぼ走りましたが所々他のモードも試していました。カタログではオートモードで約54kmの走行距離となっています。概ねカタログと同じ走行距離は期待できそうです。高低差がありますが下り坂も多いのでアシストした距離は7割くらいでしょうか。

アシスト感は以前の自転車と大差ないようです。自転車が大きくなった分安定して走れるので疲れにくくなりました。モーターの音が小さくなったように感じます。前のが古くてオイル切れしてたかもしれません。新品だけあって気のせいかとてもなめらかに走れました。

ビビ・Lのこぎ方

電動アシスト自転車には疲れないこぎ方があります。アシストの制御方法により異なるでしょうから今回はビビ・Lのこぎ方として紹介します。パナソニックなら他も同じかもしれません。

電動アシスト自転車なのに上り坂がとても疲れると思う人もいると思います。ペダルをずっと踏み込んでいませんか?
慣れないうちは普通の自転車のようにペダルをず~っと踏み込んでしまいます。一生懸命こいでも自転車のスピードは上がらずペダルは重いまま。このこぎ方では電動アシスト自転車はただの重たい自転車になってしまいます

電動アシスト自転車はペダルを踏みこんだ強さを検知してモーターを回します。このモータのアシストはペダルが半回転する間は続いてくれます。そしてモーターが回っている間、ペダルに力を入れなくても坂道を登ってくれます。

右足のペダルが一番上に来ているとしましょう。これから右足で踏み込みます。この時右のペダルが下に来るまで踏み続ける必要はありません。右のペダルが上に来たら一瞬だけグイっと力をかけます。するとモータが回り左のペダルが上に来るまで進んでくれます。左のペダルが上に来たら左足で一瞬だけグイっと踏みます。すると右のペダルが上に来るまでモータが回ります。以後、繰り返し。

上に来た足に一瞬だけ力を入れ、後はペダルに足を乗せているだけの気持ちで漕ぎます。無駄にスピードを上げようとしてはいけません。モーターが坂を登っていくのに任せます。すると急な坂道も楽々登ってくれるのに驚くでしょう。人が歩くより少し速いくらいには登れます。スピードを上げるとアシスト力は弱くなるので坂道はゆっくり登るのが基本です。

不慣れな人がスタート時の急加速に驚くため最近はわかりやすいアシスト感が無くなったようです。旧機種ユーザーには物足りなく感じるようですね。

春に通勤・通学で電動アシスト自転車を買おうと思っている方はそろそろ機種を決めてお店に注文した方が良いかもしれません。売れ筋モデルの在庫はあるでしょうが、これがイイというモデルが店頭に無かったら納品に時間がかかるかもしれません。

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