ほぼ最強のメディアプレーヤーXBMCをWindows Media Center用リモコンで使い易くするAdd-on "MCERemote"を入れてみた
前回の記事Windows用のDLNAクライアントとしてXBMCを使ってみるではXBMCをインストールして準備をするまでを書きました。
Windows 8タブレットであるARROWS Tab Wi-Fi QH55/Jで使いやすいメディアプレーヤーおよびDLNAクライアントを探してたどり着いたXBMCですが、デフォルトの状態ではどうにも操作性が悪く使うのをやめようかと思ってしまいます。
そこで今回はXBMCの使い勝手を少しでも良くする方法について書いてみます。
XBMCはAdd-onで機能を追加・変更が可能なようです。まずはWindows Media Center用のリモコンでの使い勝手を良くしてみます。
XBMCはメディアハブと謳うようにほぼ何でも入りのメディアプレーヤーです。しかし、最大の欠点がそのユーザーインターフェースです。マウス操作で当然使う事ができるわけですが、普通のWindowsアプリと異なる操作性のため、思ったメニューをうまくクリックできなかったり、勝手に設定画面が閉じたりとストレスが溜まります。
なんでこんな変な操作性なのかと言えばXBMCがXbox用のソフトウエアから成長してきたという事にあるのでしょう。ゲームパッドで操作すると使いやすいのです。パソコンで使う場合もマウスで操作するよりキーボードのカーソルキーで操作する方が判りやすい動作をします。
どこかでこんなソフトを触ったなぁ、という既視感を覚えます。それはWindows Vistaのころに現れて未だに生き残っているWindows Media Center (WMC)でした。リビングの中心にパソコンがある生活を夢見たソフトウエアがWMCでした。夢破れて消えたかと思ったらWindows 8のDVD再生という役割を担い復活しました。
そう、マウスでの使いにくさがWMCとまったく同じ!
悪口ばかりですがWMCと同時に登場した赤外線リモコンと一緒に使うととても使い易いのでした。残念ながら日本ではテレビ録画の保護の壁に阻まれWMCが活躍する場所は有りませんでした。
このWMC用リモコンはいろいろな会社から発売されていますが互換性があり地味にWindows標準インターフェースとして現役です。ほとんどのプレーヤーはリモコンで動かす事ができます。もちろんXBMCでも標準的なボタンは使う事ができます。XBMCをリモコンでつかうと 普通のテレビをリモコンで使っているくらい楽ちんで良いです。
XBMCのデフォルト状態でもリモコンで操作はできるのですが困ったことが一つあります。緑色のWindowsスタートキーみたいなWMC専用のボタンがあるのですが、これを押すとWMCが起動してフルスクリーン表示されるのです。ちょっと!じゃま! これ以外にもWMC専用の機能割付けがされていてWMCがいきなり動き出すボタンがあります。
そこでWMCの赤外線リモコンをXBMC用にするためのAdd-onがあります。Mr. John RennieによるMCERemoteというAdd-onです。
試しに入れてみましょう。
”プログラム” →”アドオン”→"Get more..." と辿るとリストが表示されます。その中の”MCERemote
”を選びインストールします。
インストールが成功したらばMCERemoteで少し初期設定が必要です。リモコンでWMCが動いてしまうのはOSの機能なので、この機能を止める必要があります。そのためにはレジストリをいじらなくてはなりませんが、MCERemoteにはこのレジストリを設定する機能があります。
このレジストリの設定を一度だけ行う必要があります。レジストリの変更をするためXBMCを管理者権限で実行する必要があります。一度XBMCを終了し管理者として実行しなおしてください。
”プログラム”をクリックすると登録された”MCERemote”がリストにあるはずです。
さらにクリックっすると次のメニューが表示されますので”Apply current settings to remote”をクリックします。
レジストリの変更が成功するとWindowsを再起動するようメッセージが表示されますのでパソコンを再起動させます。失敗した場合は管理者権限でXBMCを動かしていないと考えられますので管理者権限で起動し直してください。
再起動後、WMC用リモコンはXBMC専用のようになります。DVDのメニューもリモコンのボタンを押せば表示できます。MCERemoteを入れる前の音量ボタンはWindowsの音量を変えていましたが、入れた後はXBMCの音量が変わるようになります。
難点はリモコンが他のプレーヤではうまく動かなくなることです。Windowsの音量を変える事も出来なくなってしまいます。あまり使い込んでいないのでわかりませんが設定をうまくすれば回避できるのでしょうか?
元に戻したい場合やXBMCをアンインストールした場合などはMCERemoteで"Apply Windows default settings to remote"をクリックしてレジストリを元に戻してください。管理者権限で実行するのを忘れないでくださいね。そしてパソコンを再起動すると元に戻ります。
デスクトップパソコンでXBMCを使うときにとても便利になりました。モニターをぼさっと見ながらリモコンを使いザッピング感覚でメディアファイルを視聴できます。快適!
で・す・が! Windowsタブレットではこの方法が使えません。タブレットに赤外線アダプタをぶら下げるなんてありえないです。また、WMCのリモコンなんて持ってない方もいるでしょう。
そんな時のためにスマフォをXBMCのリモコンにするアプリがあります。
何かがおかしい・・・
さんざん使いにくと書いたXBMCですが、マルチプラットフォームで動くことを前提に開発が進められています。つまりiOSやAndroid用のアプリもあります。それってどうやって操作するの?という素朴な疑問が生まれます。マウスは無いし、まさかソフトカーソルキーを表示するわけじゃないよね?
ということで次回はWindows 8 タブレットでXBMCをタッチ操作する方法を書きたいと思います。これでXBMCは最強のメディアプレーヤへと生まれ変わります。(言い過ぎ・・・)
Windows 8タブレットであるARROWS Tab Wi-Fi QH55/Jで使いやすいメディアプレーヤーおよびDLNAクライアントを探してたどり着いたXBMCですが、デフォルトの状態ではどうにも操作性が悪く使うのをやめようかと思ってしまいます。
そこで今回はXBMCの使い勝手を少しでも良くする方法について書いてみます。
XBMCはAdd-onで機能を追加・変更が可能なようです。まずはWindows Media Center用のリモコンでの使い勝手を良くしてみます。
XBMCはメディアハブと謳うようにほぼ何でも入りのメディアプレーヤーです。しかし、最大の欠点がそのユーザーインターフェースです。マウス操作で当然使う事ができるわけですが、普通のWindowsアプリと異なる操作性のため、思ったメニューをうまくクリックできなかったり、勝手に設定画面が閉じたりとストレスが溜まります。
なんでこんな変な操作性なのかと言えばXBMCがXbox用のソフトウエアから成長してきたという事にあるのでしょう。ゲームパッドで操作すると使いやすいのです。パソコンで使う場合もマウスで操作するよりキーボードのカーソルキーで操作する方が判りやすい動作をします。
どこかでこんなソフトを触ったなぁ、という既視感を覚えます。それはWindows Vistaのころに現れて未だに生き残っているWindows Media Center (WMC)でした。リビングの中心にパソコンがある生活を夢見たソフトウエアがWMCでした。夢破れて消えたかと思ったらWindows 8のDVD再生という役割を担い復活しました。
そう、マウスでの使いにくさがWMCとまったく同じ!
Windows Media Center用赤外線リモコンをXBMCで使うAdd-on
悪口ばかりですがWMCと同時に登場した赤外線リモコンと一緒に使うととても使い易いのでした。残念ながら日本ではテレビ録画の保護の壁に阻まれWMCが活躍する場所は有りませんでした。
このWMC用リモコンはいろいろな会社から発売されていますが互換性があり地味にWindows標準インターフェースとして現役です。ほとんどのプレーヤーはリモコンで動かす事ができます。もちろんXBMCでも標準的なボタンは使う事ができます。XBMCをリモコンでつかうと 普通のテレビをリモコンで使っているくらい楽ちんで良いです。
XBMCのデフォルト状態でもリモコンで操作はできるのですが困ったことが一つあります。緑色のWindowsスタートキーみたいなWMC専用のボタンがあるのですが、これを押すとWMCが起動してフルスクリーン表示されるのです。ちょっと!じゃま! これ以外にもWMC専用の機能割付けがされていてWMCがいきなり動き出すボタンがあります。
そこでWMCの赤外線リモコンをXBMC用にするためのAdd-onがあります。Mr. John RennieによるMCERemoteというAdd-onです。
Add-on:MCERemote
試しに入れてみましょう。
”プログラム” →”アドオン”→"Get more..." と辿るとリストが表示されます。その中の”MCERemote
”を選びインストールします。
インストールをクリック
インストールが成功したらばMCERemoteで少し初期設定が必要です。リモコンでWMCが動いてしまうのはOSの機能なので、この機能を止める必要があります。そのためにはレジストリをいじらなくてはなりませんが、MCERemoteにはこのレジストリを設定する機能があります。
このレジストリの設定を一度だけ行う必要があります。レジストリの変更をするためXBMCを管理者権限で実行する必要があります。一度XBMCを終了し管理者として実行しなおしてください。
”プログラム”をクリックすると登録された”MCERemote”がリストにあるはずです。
登録されたMCERemote
さらにクリックっすると次のメニューが表示されますので”Apply current settings to remote”をクリックします。
"Apply current settings to remote"をクリック
”はい”をクリック
成功
レジストリの変更が成功するとWindowsを再起動するようメッセージが表示されますのでパソコンを再起動させます。失敗した場合は管理者権限でXBMCを動かしていないと考えられますので管理者権限で起動し直してください。
再起動後、WMC用リモコンはXBMC専用のようになります。DVDのメニューもリモコンのボタンを押せば表示できます。MCERemoteを入れる前の音量ボタンはWindowsの音量を変えていましたが、入れた後はXBMCの音量が変わるようになります。
難点はリモコンが他のプレーヤではうまく動かなくなることです。Windowsの音量を変える事も出来なくなってしまいます。あまり使い込んでいないのでわかりませんが設定をうまくすれば回避できるのでしょうか?
元に戻したい場合やXBMCをアンインストールした場合などはMCERemoteで"Apply Windows default settings to remote"をクリックしてレジストリを元に戻してください。管理者権限で実行するのを忘れないでくださいね。そしてパソコンを再起動すると元に戻ります。
デスクトップパソコンでXBMCを使うときにとても便利になりました。モニターをぼさっと見ながらリモコンを使いザッピング感覚でメディアファイルを視聴できます。快適!
で・す・が! Windowsタブレットではこの方法が使えません。タブレットに赤外線アダプタをぶら下げるなんてありえないです。また、WMCのリモコンなんて持ってない方もいるでしょう。
そんな時のためにスマフォをXBMCのリモコンにするアプリがあります。
Official XBMC Remote (Google Play)でもちょっと待って! Windowsタブレットを目の前に置いてスマフォをリモコンにして使うの?
何かがおかしい・・・
さんざん使いにくと書いたXBMCですが、マルチプラットフォームで動くことを前提に開発が進められています。つまりiOSやAndroid用のアプリもあります。それってどうやって操作するの?という素朴な疑問が生まれます。マウスは無いし、まさかソフトカーソルキーを表示するわけじゃないよね?
ということで次回はWindows 8 タブレットでXBMCをタッチ操作する方法を書きたいと思います。これでXBMCは最強のメディアプレーヤへと生まれ変わります。(言い過ぎ・・・)
コメント
コメントを投稿