3DプリンタBS01+を置くのにピッタリの激安レンジ台を組み立てる

3Dプリンタの収納と移動によい台が欲しいといろいろ探していました。

ホームセンターや家具屋を見て回りましたが激安のレンジ台がアマゾンにあったので買ってみました。

3Dプリンタ BonsaiLab BS01+ の置き場所に困っていました。
以前の記事
3Dプリンタ用の埃よけにケースを買ってみました
に書きましたようにフィギュアケースでほこりを避けて保管していました。安く必要十分なケースでした。



しかしフィギュアケース自体を置く場所が無くなってしまい、何かもうちょっと小奇麗な棚に置く必要が生じました。なにしろ見た目が悪いですからリビングとかに放置してると家族から苦情がきます。

保管を兼ねて造形もできるような棚が欲しいです。普段は扉が閉まって保管でき、使用するときは棚が出てくるようなのがいいですね。この要望とサイズからレンジ台がちょうど良さそうです。電子レンジや炊飯器をコンパクトに収納できる家具です。
ホームセンターや家具屋を見て回りますが気になる棚はやはり高価です。

もうスチールラックで組もうかとも思いました。自由度がありますからね。しかし欲しいサイズとパーツを組み合わせてお値段を計算すると1万円を軽く超えてしまいます。金属のメッシュではホコリが防げないので棚板をちゃんとしてサイドも何かで覆って・・・なによりスチールラックは見た目が悪い。学生の一人暮らしなら良いんでしょうが。

ホームセンターの1万円くらいのレンジ台でいいか・・・と買って帰りそうになりましたが、落ち着いてAmazonでも探してみます。

すると何やらよさげな商品がありました。




えぇと、商品名はなんと呼べばいいんですかね。商品タイトルそのままで
UNE BONNE(ウネボネ) レンジ台 キッチン キッチン収納 収納 収納家具 台所 ストック 引き出し キャスター スライド棚(Amazonへ)
ですか。長い。
何より惹かれるのはお値段! 安いです。BS01+を載せるにはぴったりのサイズかも。

しかし、レビューを読むと・・・さんざんですね。さすがに買わない方が良いかな?
なんて思いましたが、この値段ならダメでもいいかなと。ブログネタになりそうだし。
という事で買ってみました。

内容物の確認

箱の外観です。意外とコンパクトでした。



組み立ての基本。部品がそろっているか確認です。


棚板などには番号が、ねじ類の袋にはアルファベットが書いてあります。説明書にどこで使うか書いてあります。

組み立て説明書は組み立て家具としては普通に書いてありました。レビューを見てるともっと酷いのかと思ってました。確かに説明不足なんですけど組み立て家具ってこんなもんじゃないですかね。

組み立て開始

レビューの酷評のおかげで慌てずにゆっくりと説明書を読みます。慎重に、慎重に。
組み立て手順にしたがい、使う部品を順番に並べ直しましょう。似たパーツが多いので落ち着いて
組み合わさった状態を想像して正しいパーツを選びます。

正しいパーツを選んだらパーツの向きに注意します。左右、裏表を良く間違えますよね。木ねじを使う場所は特に慎重に行います。木ねじは締め直しできないと思った方が良いです。向きが判らないときは少し緩めに締めておきましょう。

さて問題のスライドレール部分に辿りつきました。
・・・
・・・
確かに! 向きが判らない!

スライド棚に空いているネジ穴からこの向きしか取り付けられないのが判ります。


反対側もおのずと向きが決まります。

スライド棚完成!

次は引き出しですか。


これまたスライドレールの向きが判らない。よくあるスライドレールです。子供の学習机に使っているのと同じかもしれません。事務机の引き出しにも。判らなかったら現物を探して向きを確認すると良いでしょう。
引き出し側のレールには実はL、Rと打たれています。

引き出し完成!

次は横の板です。

ここにスライドレールを固定します・・・最大の難関です。

前後も左右も判らなくなります。落ち着いて構造を観察します。棚や引き出しに取り付けたレールに差し込んで台が完成した時をイメージして動かしてみましょう。スムースに開け閉めできる向き、引き出しが落っこちない向きを確認します。

さらに苦悩が続きます。ネジ止めの位置が判らない!
これまた完成状態をイメージして頭がフル回転です。どなたかに片側の板を支えてもらい引き出しがちゃんと締まる位置を確認しても良いと思います。

3分くらい考えた末・・・ここだぁ!


付けた時は半信半疑でしたが、正解だったようです。


反対側は当然こうなります。

この難関を突破したらあとはひたすら組み立てます。


天板を付けました。ネジの品質が悪く意外と手こずります。
安い中華製にありがちな中心軸の出ていないネジだらけです。ネジを締めても垂直にネジが立ちません。隣のネジの傾き具合と合わせて調整して無理やり取り付けます。まぁ、このお値段ならこんなネジでも許せます。最低限の機能は果たしてくれています。ちなみにネジ類は必要な数より1本多く入っていました。


底板を固定しました。もう完成したも同然です。



キャスターを付ました。
いまさらですが、買ってよかった電動ドライバ
パソコン組み立てにちょうど良いコードレス電動ドリルドライバを購入した
電動ドライバを使う場合はトルクに注意しましょう。木ねじを高トルクで締めてはいけません。

ひっくり返して・・・


完成です。

組み立てた感想

組み立てにかかった時間は1時間半ほどでした。幸い大きなミスなく完成です。
とてもしっかりしておりガタついたり不安定な感じはありません。移動させてもゆがむ事はないです。

実はストッパー付のキャスターの位置を間違えました。というより、キャスターにストッパーが付いている事に全く気付きませんでした。完成して転がしている時に、なんかスムースじゃないなぁ、安いからこんなもんか、と思ってました。かたづけで説明書をざっと見直していると・・・ストッパー付?
キャスターの2個にストッパーが付いていたようです。
さぁ、確率は1/6。ちゃんと前にストッパー付のキャスターがある!・・・事は無く対角に付いてました。
スライドレールを突破したので完全に油断してました。ストッパーは使わないと思うので付け直してません。

軸が出ていないネジが多いので力を入れにくいです。
ネジを締める時の基本ですが、ねじ回しをネジに押し付けるようにして回しましょう。押さずに回すと木ねじが入っていかず穴を掘るだけになったり、ネジ山を舐めて回せなくなってしまいます。

照明に悪く写真が見にくいですが、裏面です。


裏面も化粧がしてあり合板がむき出しになっている所はありません。2万円くらいするレンジ台でも後ろは化粧されていない物が多いです。私は移動させて使う事を想定しているので後ろ側も化粧されている事は重要でした。

その代わりというか、スライド棚の後ろに板がありません。ほとんどのレンジ台は板が付きますよね。これも私にとっては都合が良い事でした。3Dプリンタを置くと背面からフィラメントの交換をしますので余計な板は無い方が良いのです。

それと、スライド棚の下に板はありません。すぐに引き出しの中身が見えます。



このレンジ台の組み立てに接着剤は使いません。ダボ穴に本当ならボンドを付けるのでしょうが、接着剤が無くともしっかりと組みあがっています。変にゆらゆらする事もありません。これは分解も可能という事です。捨てるときに簡単にばらせるでしょう。

スライドレールの取り付けネジは小さい木ねじです。つまり重いものは載せられないです。引き出しに本を詰め込むような事は避けた方が良いでしょう。

アマゾンのレビューでは組み立てが難しく酷い星になってますが、お値段を考えるとこんなものだと思います。
いや、このお値段でこの品質は貴重です。素晴らしいです。

もしもDIYでこのサイズの家具を組もうとしたら板を買うだけで1万円を超えてしまうでしょう。

3Dプリンタを置いてみる


それでは早速3Dプリンタを置いてみましょう。


BS01+がピッタリと入ります。
実は天板にテフロンチューブがぶつかっています。あと2cmほど高さがあれば完璧でした。
ぶつかっていてもヘッドの移動はスムースです。プリントに変な縞が生じると嫌だと心配しましたが特に問題は無いようです。気になるならプリント時はスライド棚を引き出しておくか天板の上に置く事になるでしょう。

フィラメントはどうしよう・・・


当初の目論見ではスライド棚にフィラメントを置くつもりでした。しかし、横幅が足りませんでした。シングル機ならなんとか載せられそうです。

仕方ないので引き出しに入れる事にしました。スライド棚の下に板が無いのが幸いしました。スライド棚を完全に押し込んだ状態でも後ろには隙間が空きますのでフィラメントはスムースに供給できます。

スプールスタンドとスプールの大きさによってはスライド棚にぶつかってしまいます。スプールホイールを付けて回転が滑らか状態だとレンジ台を移動させたときにクルクルと回ってフィラメントがほどけてしまいます。少し回りにくようにした方が良いようです。

扉を付けようと思ったが・・・

綺麗に3Dプリンタが収まったのですが、残る問題があります。それはホコリ対策です。

風よけとホコリよけに扉を自分で取り付けるつもりでした。アクリルか塩ビの透明な扉を付けたいなぁと。
台が完成したので扉の部品を買おうとホームセンターへ行ったのですが・・・

アクリル版って高いんですね。

前と後ろにアクリル扉を付けよう! 両開きがかっこいいかな? なんて考えていたのですが、扉のアクリル板を2枚買うとレンジ台の値段を超えてしまいます!

さすがにレンジ台より扉にお金をかける気になれずアクリル扉は没にしました。
少しでも安くするため塩ビ版を選択します。でもまだ高い。薄くしよう。扉じゃなくていいかな・・・
と、当初の計画からどんどんしょぼくなっていきました。

結局、0.5mm厚のPET版に。サイズも完全にふさぐには小さいサイズ、下にすきまが空きます。めずらしくアマゾンだと高いです。





固定方法はマグネットキャッチかマジックテープ。後ろ側の分はまだ買ってません。ちゃんと全面塞ぐか、電源コードをどう引き出すか、しばらく使ってみてから決めようと思っています。

さぁ、一通りつないで電源を入れてみると


写真ではマグネットキャッチでPET版の上だけ固定しています。
これならリビングに置いてても怒られないかな。このお値段でも高級感ある家具に見えるでしょ?

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