RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL Version:March 2017を使ってみる
Raspberry Pi 3のBluetoothで遊んでいたら、新しいOSバージョンが公開されたことに気づきませんでした。
RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL Version:March 2017が公開されています。
xrdp、ffmpeg、WiFiホットスポット化やらを入れ直してみます。
RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL Version:March 2017がリリースされました。
ダウンロードには20分ほどかかりました。SDカードに焼いてRaspberry Pi 3に挿して動かします。地域設定をしてSSHを有効化してパスワードを替えます。
さて、基本的な設定が終わったら環境を整えていきます。まずはバージョンのチェック。
日本語入力を入れます。
これで素のOSの準備が終わりました。今回8GBのSDカードを使っています。空き容量を見てみます。
以前のインストール手順が使えるか入れてみます。
xrdp v0.9.1をRaspberry Pi 3にインストールする
fontutil.hが無くてコンパイルできない件を確認してみます。
一応パッケージを入れてみると
仕方ないので手動でfontutil.hを作ります。
後は以前の記事の手順と同じようにインストールします。問題なくビルドとインストールができました。
Raspberry Pi 3を再起動してwindowsのリモートデスクトップで接続してみます。大丈夫ですね。音も出ました。
ディスクの空きを見てみます。
ここでまたSDカードのイメージを吸い出しておくといいでしょう。
以前の記事の通りで動きました。
外出時にRaspberry Pi 3を起動すると自動的にホットスポットになるスクリプトを作りました(RPi3_Switchable_HOTSPOT)
USB 3G モデム L-02CをRaspberry Pi 3で使えるようにしてMVNOのSIMカードで通信する
と同様にセットアップします。私の例はiijmioを使っています。
前回のOSバージョンでおかしかった問題を確認してみます。
Raspbianのifup@.serviceがおかしくてUSB 3G/4G モデムが動かなかった
で書いたように"ifup@.service"の記述が怪しいのは直ったでしょうか。見てみると直ってないようです。この記述が合っているのか間違っているのか判断する知識はありませんが。
前述のWiFiホットスポット化時にモデムを使えるようにします。
Raspberry Pi 3とUSB 3Gモデムでワイヤレスホットスポットを作る
"ppp0の修正"節の変更を行えば良いはずです。
ディスクの空きを見てみます。
これだけが目当ての方はUbuntu mateを使った方がいいかもしれません。最初からハードウエアエンコード可能なffmpegが入ってます。
最新のFFmpegを使いたい方はビルドしてみる事をお薦めします。
前回の記事
Raspberry Pi 3のRaspbianでFFmpeg n3.2.4をビルドする
と同じ手順でインストールできました。ALSAライブラリはバージョン1.1.3が出ています。バージョン番号を新しく替えてインストールしました。
空き容量を見てみます。
必要な環境が整ったらSDカードのイメージをコピーしておきます。
特に大きな変更はなさそうです。
fontutil.hとifup@.serviceの謎は残ったままです。
モデムのインストール手順が煩雑で面倒です。なんとかスクリプト化したいのですけど。
最初から大容量の64GBのSDカードなどを使うとSDカードのイメージコピーに時間がかかります。環境構築は8GBのSDカードを使って行い、こまめにSDカードのイメージを作っておくと良いでしょう。コピーが速いですからね。
概ね設定が終わったら容量の大きいSDカードにイメージをコピーします。初期環境の復元も速くできます。このあと、パーティションの拡張を忘れないようにしましょう。
RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL Version:March 2017が公開されています。
xrdp、ffmpeg、WiFiホットスポット化やらを入れ直してみます。
RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL Version:March 2017がリリースされました。
RASPBIAN DOWNLOADS早速ダウンロードして初期設定をやり直してみます。
https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/
ダウンロードには20分ほどかかりました。SDカードに焼いてRaspberry Pi 3に挿して動かします。地域設定をしてSSHを有効化してパスワードを替えます。
さて、基本的な設定が終わったら環境を整えていきます。まずはバージョンのチェック。
$ uname -a Linux raspberrypi 4.4.50-v7+ #970 SMP Mon Feb 20 19:18:29 GMT 2017 armv7l GNU/Linuxリポジトリを更新しておきます。
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade一応、
sudo apt-get dist-upgrade3月6日に試したところ何もなかった。
日本語入力を入れます。
sudo apt-get install ibus-mozc
これで素のOSの準備が終わりました。今回8GBのSDカードを使っています。空き容量を見てみます。
$ df ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/root 7559448 3910700 3281844 55% /これからいろいろなパッケージを入れて行きます。動かなくなった時用にSDカードのイメージを作っておくと良いでしょう。同じSDカードを2枚用意していればデスクトップの"SD CARD COPIER"でコピーするのがお手軽です。
xrdpのインストール
windowsを主に使っている方はxrdpをインストールする事をお薦めします。以前のインストール手順が使えるか入れてみます。
xrdp v0.9.1をRaspberry Pi 3にインストールする
fontutil.hが無くてコンパイルできない件を確認してみます。
pi@raspberrypi:/usr/include/X11/fonts $ ls FS.h font.h fontproto.h fsmasks.h FSproto.h fontenc.h fontstruct.h libxfont2.hないですね。fontutil.hの情報が全く見当たらないし、私が何か根本的に勘違いしてるんでしょうか?
一応パッケージを入れてみると
$ sudo apt-get install libxfont-dev
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
libxfont-dev はすでに最新版です。
libxfont-dev は手動でインストールしたと設定されました。
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
何も入らない。仕方ないので手動でfontutil.hを作ります。
後は以前の記事の手順と同じようにインストールします。問題なくビルドとインストールができました。
Raspberry Pi 3を再起動してwindowsのリモートデスクトップで接続してみます。大丈夫ですね。音も出ました。
ディスクの空きを見てみます。
$ df ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/root 7559448 4130836 3061708 58% /
ここでまたSDカードのイメージを吸い出しておくといいでしょう。
WiFiをホットスポット化できるようにする
WiFiをホットスポット化できるようにしておきます。以前の記事の通りで動きました。
外出時にRaspberry Pi 3を起動すると自動的にホットスポットになるスクリプトを作りました(RPi3_Switchable_HOTSPOT)
USB 3G/4Gモデムが使えるようにする
以前の記事USB 3G モデム L-02CをRaspberry Pi 3で使えるようにしてMVNOのSIMカードで通信する
と同様にセットアップします。私の例はiijmioを使っています。
前回のOSバージョンでおかしかった問題を確認してみます。
Raspbianのifup@.serviceがおかしくてUSB 3G/4G モデムが動かなかった
で書いたように"ifup@.service"の記述が怪しいのは直ったでしょうか。見てみると直ってないようです。この記述が合っているのか間違っているのか判断する知識はありませんが。
前述のWiFiホットスポット化時にモデムを使えるようにします。
Raspberry Pi 3とUSB 3Gモデムでワイヤレスホットスポットを作る
"ppp0の修正"節の変更を行えば良いはずです。
ディスクの空きを見てみます。
$ df ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/root 7559448 4139964 3052580 58% /
FFmpegのビルドとインストール
Raspberry Pi 3のハードウエアエンコーダが使えるffmpegをビルドします。これだけが目当ての方はUbuntu mateを使った方がいいかもしれません。最初からハードウエアエンコード可能なffmpegが入ってます。
最新のFFmpegを使いたい方はビルドしてみる事をお薦めします。
前回の記事
Raspberry Pi 3のRaspbianでFFmpeg n3.2.4をビルドする
と同じ手順でインストールできました。ALSAライブラリはバージョン1.1.3が出ています。バージョン番号を新しく替えてインストールしました。
空き容量を見てみます。
$ df ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/root 7559448 5191656 2000888 73% /SDカードは8GB以上必要です。
必要な環境が整ったらSDカードのイメージをコピーしておきます。
まとめ
RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL Version:March 2017 をセットアップしてみました。特に大きな変更はなさそうです。
fontutil.hとifup@.serviceの謎は残ったままです。
モデムのインストール手順が煩雑で面倒です。なんとかスクリプト化したいのですけど。
最初から大容量の64GBのSDカードなどを使うとSDカードのイメージコピーに時間がかかります。環境構築は8GBのSDカードを使って行い、こまめにSDカードのイメージを作っておくと良いでしょう。コピーが速いですからね。
概ね設定が終わったら容量の大きいSDカードにイメージをコピーします。初期環境の復元も速くできます。このあと、パーティションの拡張を忘れないようにしましょう。
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