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JMicronのSATAコントローラでは記憶域プールを作ることができない

サポート期限の切れたWindows Home Server 2011をただのファイル共有だけで動かしています。そろそろハードディスクの寿命が気になりだしたのでファイルのコピーをしておこうと思っています。
Windows 10のCreators Updateでは現在のWindows Serverと同等の記憶域プールを使う事ができるようになったようです。
試してみようと思ったのですが・・・



記憶域スペースを使うとハードディスクを仮想化する事ができます。何?仮想化って?
複数台のハードディスクを一つのハードディスクに見せかけたり、ファイルを複数のディスクに自動的にコピーしておいてハードディスクが壊れても簡単に交換できるようになります。
また、実際のハードディスクの全容量より大きなドライブを作る事もできます。ハードディスクを新しく追加すると普通は別のドライブが追加されて見えてしまいます。あらかじめ大きな容量のドライブを作っておくと後でハードディスクを追加しても今までと同じように見えるのです。

ディスクドライブのフォーマットの種類もNTFSより新しいReFSというものが使えるようになりました。普通のハードディスクとして使っているとReFSのメリットはほとんど無いのですが、記憶域スペースと共に使うとその意味が出てきます。ディスクの異常を検知した時の自動修復などが強化できます。

ということで、安いRAIDケースの寿命も不安なので記憶域プールを新たに作ってRAIDケースを無くそうと思いました。RAIDケースは、ハードディスクの寿命も心配ですが、ケースの電気部品が壊れると復旧がとても大変だからです。
また、RAIDケースでの容量は最初にハードディスクを入れた時に決まってしまいます。その後大容量のHDDが出てきても、データを維持して容量アップはできません。

記憶域プールの作成に失敗した

それでは、記憶域プールを作ってみましょう。
ちょっと寿命が怪しい3TBのHDDが3台あるので試してみます。
詳細な方法は他のサイト様にお任せです。ググってください。

最初にHDDのパーティションをすべて削除しておきます。
そして、記憶域の管理で新しいプールと記憶域の作成を選べばウイザードが動きます。
ここで使うHDD、ここでは3TB 3台、をチェックして"プールの作成"をクリックすれば・・・

はい、何もできませんでした。エラーです。


あれ?HDDが見えない・・・ディスクの管理には記憶域用のパーティションができたHDDが3台見えます。このパーティションではフォーマットもパーティションの削除もできません。メニューがグレーで表示され選択できないのです。
どうしよう・・・
場合によってはディスクの管理にすらHDDが表示されなくなります。

パーティションの削除

ディスクの管理のパーティション操作は非力です。ちょくちょく削除できないパーティションに出くわします。
こんな時はdiskpartコマンドを使う事になります。こちらも詳細は他のサイト様にお任せ。

コマンドプロンプトあるいはPowerShellで"diskpart"と入れます。diskpartが動きます。
"list disk"と入れます。
ディスクの一覧が表示されるのでおかしくなったディスクの番号を確認します。
例えばディスク 6を修正したかったら、そのディスクを選択するため
"select disk 6"と入れます。
これからのコマンドはディスク6に対して実行されます。ディスクの番号を間違えると大変です。ファイルが消えてなくなりますので慎重に!もう一度"list disk"と打って、ディスク 6の行の先頭に"*"がある事を確認します。
”clean”と入れます。
パーティションも設定されていない状態になります。くれぐれもディスク番号を間違えないでください。本記事筆者はいかなる責任もおいません。
”exit”でと入れて終了します。

原因はSATAドライバのようだ

何度試しても記憶域プールを作成できません。何が原因かわかりません。
ググりますが同じような情報は見当たりません。
記憶域プールではなく、単にReFSでフォーマットしようとするとエラーでフォーマットできません。

私のマザーボードはASUS MAXIMUS IV GENE-Zです。Sandy Bridge世代のZ68チップセットです。HDDは外付けケースに入れて外部SATAポートでつないでいます。

あっ・・・

外部SATAポートはチップセットのポートではなくJMicron JMB362 controllerを使っています。
JMicronのSATAドライバはとても古くWindows 10の機能をサポートしているとは期待できません。
ちなみにJMicronのドライバの探し方はこちら

USB接続で試してみる

外付けケースはeSATAの他にUSB3.0接続も可能です。USB接続で試して成功すればSATAドライバが原因と考えて良いでしょう。

USB3.0でつなぎ直し記憶域プールを作成します。
あっさり成功・・・

これで原因の絞り込みができたのでググりなおしてみます。
Storage space and JMicron SATA controler / Windows Server Forums
After email ping pong for about 2 weeks with the tech department I've finally got them to admit that their card does not fully support Windows 8 and storage spaces even though it's advertised as doing so.

"It is possible that our card does not to support this feature."

Sunday, July 28, 2013 12:13 PM  Ziplock9000
これですね。2012年10月にはすでに問題になっていたのですね。

Microsoft標準のSATAドライバを入れることができます。ですが、SATAのポートマルチプライヤが機能しないためSATAケースの中の1台のHDDしか認識しません。そのため、記憶域スペースを使う事ができません。

【2017/7/22 追記】
USB接続で記憶域プールを作ってしまえば、その後eSATA接続で記憶域スペースを使う事ができました。USB接続の方が速いようです。

あとがき

やはり古いコンピュータはいろいろ問題が出てきます。周辺機器のドライバは特にそうですね。インテル以外は3年経って動けば運がいいと思わないと。

MAXIMUS IV GENE-ZはUSB3.0ができて間もない時期のマザーなのでUSB3.0も不安定な事があります。AsmediaのドライバがWindows 10にしてからどこかおかしい。
さすがにそろそろ買い替えたいなぁ。

Ryzen Threadripperのお値段次第では買いたいなぁと思ってます。1700でも十分かな。
記憶域をパリティで作った時にはコアが多い方がいいですよね。

eSATAやUSB接続の先に記憶域用ハードディスクをぶら下げると接続の帯域幅がボトルネックになりますからちゃんと内蔵できるケースも欲しい・・・
んーー、PC邪魔だなぁ。

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