3Dプリンタ TRONXY XY-2 PROの電源スイッチが溶けた
3Dプリンタ TRONXY XY-2 PRO TITANの電源がバツンという音とともに落ちました。こんな事はある程度想定していましたが思ったより早かった。
電源のコンデンサーが破裂したのか?つないでいたRaspberry Piは無事か?
原因は電源スイッチでした。
3Dプリンタ TRONXY XY-2 PRO TITAN は価格がとても安く、アマゾンのクーポンで実質2万円ちょっとで購入しました。
値段の割にきれいなプリントができます。使われているファームウエアはMarlinクローンなChituというものなのですが、できが悪くシリアル通信に多くのトラブルがありました。
そんなトラブルにまた一つ事例が追加されました。
プリントの準備をしていると "バツンッ" という爆音と共に静かになりました。何かが破裂したのか? モニタは真っ暗に、いつもうるさい空冷ファンは止まっています。
これは電源が逝ったな・・・
XY-2 PROの電源にトラブルが発生することは予想の範囲です。XY-2 PROの心配より、コントロールにつないでいるRaspberry Piの方を心配してしまいました。
幸いRaspberry Piに被害は無しでした。
中華製品は電源に問題が起きる事が多いです。コンデンサでも破裂したか?ビデオネタになるけど地味だし原因を特定するのは面倒だなぁ。電源モジュールだけ買うと1万円くらいしちゃうので嫌だなぁ。
などと思いながら分解と調査をはじめました。
まずは基本の電源配線の異常を目視で確認します。配線に異常がないか?色は?形状は?と見ていきます。するとすぐに異常が見つかります。
電源スイッチを取り外します。電源コネクタのモジュールは3P端子、ヒューズとスイッチが一体になっています。
これが同じものみたいです。
今回はスイッチだけ交換します。スイッチは同じ規格のものがあります。
このスイッチを買ってみます。10個もいらないし電源モジュールと値段は変わらないのでどっちを買うか悩みますが、スイッチは他にも使えると思いスイッチだけ買いました。
スイッチはDPSTタイプです。
元から付いていたスイッチは端子側にドライバを突き当ててハンマーで叩いて取りました。あとは新しいスイッチをはめ込むだけです。配線を元通りにすれば終わりです。
電源を入れてスイッチが動くか確かめます。最初はすぐにコンセントを抜けるように心構えをして実験してください。配線を間違えているとコンセントを挿した途端にショートして燃えてしまうかもしれません。
感電に注意しましょう。
壊れたスイッチは何か溶けたような跡があります。平型端子の色が一本だけ他と異なります。メッキがされていないような色。そして表面は錆びているようです。
スイッチ内部も同様な状態なのでしょう。抵抗が増して発熱し、最後は焼け切れたようです。
まとめ
Tronxy XY-2 PRO TITANの電源が爆音とともに落ちました。原因は電源スイッチがショートして溶けたようです。
電源スイッチだけを交換して修理しました。
溶けたスイッチの一つの端子はメッキされておらず錆びているようでした。スイッチ内部で発熱して焼け切れたようです。
中華パーツにありがちなメッキ不良です。わずか2万円ちょっとの3Dプリンタなのでこの様な故障は想定内ですが、火事には注意しましょう。
もう燃えるような故障をしない事を願います。
コメント
コメントを投稿