スマホで動かすバギーカーの製作 操舵篇【電子工作始めますか?】

タイトル

タミヤのバギー工作基本セットを使ってスマートフォンでリモートコントロールできるバギーカーを作ってみます。今回はサーボモータを付けてステアリングコントロールできるようにします。

前回でスマホからモータとサーボーモータを動かせるようになりました。

ここまでできれば模型自動車をリモートコントロールするのも難しくありません(たぶん)。
車のベースとしてタミヤのバギー工作基本セットを使ってみます。


こんな模型を作るのは久しぶりです。

バギーカーの組み立て

中身はこんなのが入っています。
パーツ

設計図にはパーツの一覧が書いてありません。欠品があったらどうしよう、と少し不安になります。
前輪の取り付け部分が一番複雑なようです。前輪の向きは変えられます。左右独立したサスペンションがあります。左右で似たような部品があるので設計図を良く見てゆっくり組み立てます。

後タイヤをつけようとしたら、タイヤとギアボックスの距離を保つスペーサが一つ足りません。スペーサーを左右に付けないとギアが外れて動きません。袋に残っていないか?どこかへはじき飛ばしていないか?と30分くらい探し回りました。欠品か?
スペーサはただのパイプなので3Dプリンタで作ればいいかと、他の部分の組み立てをしました。後輪のギアボックスはシャーシにバネで押し付けるように固定されサスペンションになります。ですがギアボックの動きが悪いんです。左側はスムースに動くのに右側がまったく動かずサスペンションの意味がありません。何かに引っかかっているようです。
右側のネジを外すと、ギアボックス側の穴に比べネジの径が太いんです。欠品のうえに加工精度も悪いのか・・・中華の安物に慣れたのでそう思い込んでしまいました・・・
ヤスリでネジ穴を広げるか、と思いながらネジを良く見てみるとネジの太さが左右で違うことに気づきました。右側が太いのがすべて悪い。そしてさらによく見ると・・・

スペーサーがネジにささってた
ネジにスペーサが入っていました。
ごめんなさい。部品はすべて揃っていました。加工精度に問題はありません。
きれいにスペーサが入っていてまったく気づきませんでした。サイズもピッタリなんですよ。タミヤさん、パーツ一覧は絶対に書いといてください。

ステアリングにサーボを付ける

前輪のステアリングをサーボモータで動かすようにします。
前輪の部品を見るとサーボモータで動かすような構造は見当たりません。
前輪の作り
タイロッド用の穴がもう一つあれば簡単なんですけど。
そこでタイロッドを挟み込む部品を作ることにしました。
タイロッドをはさむ部品
タイロッドを挟みサーボホーンと連結します。
前輪のサスペンションが上下した時にうまく追従しないとすぐに外れてしまうでしょう。サーボホーンとは縦に長い穴で遊びを設けて接続します。
3Dプリンタで出力して試します。
ステアリングサーボの取り付け
ちゃんと動きました。実際は3回くらい部品の形を変えています。

残る課題

あとはラズパイとFETモータドライバ回路を載せれば完成です。

ですがモータの電源は3V、ラズパイの電源は5Vです。2つの電源をどうするか?モバイルバッテリーでラズパイを動かすつもりでしたが、実際のバギーに載せるとバッテリーが大きすぎます。単3電池から昇圧して5Vを作ろうと思ったら、手持ちのDC-DCコンバーターでは5Vを作れませんでした。新しくDC-DCコンバータを買おうと思ったのですが、手持ちのものと大差はなくちゃんと動くか不安でした。中華パーツは安いけど書いてあるとおりに動かない事が多い。
モーターは単三電池で、ラズパイは小型のリチウムイオン電池を使う方法で検討し直しています。

また、モータ用FET回路もブレッドボードを載せる場所はないので基板にはんだ付けしてちゃんと作ろうと思います。部品は揃っているはず・・・と思ったらコネクタやピンヘッダーが無かったりでアマゾンでポチってます。

次回には走る姿をお見せしたい。

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