カメラを3Dプリンタへ固定する簡単な方法【TRONXY XY-2 PRO】
TRONXY XY-2 PROでタイムラプス撮影時にZ軸と一緒にカメラを動かしたいと思っていました。背の高いモデルをタイムラプス撮影するとモデルがカメラの画角の外へ行ってしまうからです。GoPro互換マウントをプリントして作ってみました。
XY-2 PROを買った当初から思っていたカメラマウント。10ヶ月経ってやっと作りました。
XY-2 PROはZ軸はX軸と共に上へ上がっていくタイプです。X軸のどこかにカメラを固定すればノズルをカメラで常に写す事ができます。
https://signal-flag-z.blogspot.com/2021/07/CameraMount.html
Ender 3用の固定パーツはThingiverseで公開している方がいます。ですがXY-2 PRO用のモデルはありませんでした。自分で作ろうかと思ったのですがかなりしっかり固定しないとカメラが揺れて撮影どころではなくなる事が容易に予想できます。本体のネジを使って固定するのが最も良いです。ですがネジを少し長いものに交換したり、プリントしたモデルが収縮してネジが緩んだり、メンテナンスが面倒くさいことになりそうです。できれば本体はできるだけいじりたくありません。
また、簡単に取り外せるようになっていないと3Dプリンタ本体のメンテナンスの邪魔です。
いろいろ考えていたのですが、Cクランプで固定する方法を試すことにしました。
GoPro互換のマウントがアマゾンでたくさん見つかります。中華のアクションカメラを買うとGoPro互換マウントがたくさん付いてきます。これらを使うことを想定してGoPro互換マウントでカメラを固定することにします。
ThingiverseにはGoPro互換のモデルがたくさん公開されています。Cクランプもあります。
C-Clamp for GoPro Mount (https://www.thingiverse.com/thing:3011495) by fabiolutz
これでX軸に固定できそうです。
後はGoPro互換のアームをいくつかプリントします。
Gopro Extension Arm by enesyucepur on Thingiverse: https://www.thingiverse.com/thing:4392232
まずはタイムラプス撮影に良いカメラの場所を探します。アームや他のパーツを組み合わせてカメラを実際に配置します。カメラレンズの画角・焦点距離で置く場所はだいたい決まります。
最終的にこの位置にしました。
アームの長さとフィンガーの向きを自由に設定できるOpenSCADのモデルを使いました。
Parametric GoPro arm mount by mbrami on Thingiverse: https://www.thingiverse.com/thing:4733605You choose the length, the twist angle and the bend angle... and you're ready to go and create any articulation you may ever need!
スライス条件
クランプは頑丈に作った方がいいです。壁の厚みを厚くします。Wall Count 6くらいにしました。インフィルも多めに20%以上にします。
GoPro互換のフィンガー部分、ネジで締め付ける部分は圧縮する力が加わります。フィンガーの内部はインフィル100%でプリントします。モデルすべてをインフィル100%にするのはお得ではありません。フィンガー部分だけインフィルを変えましょう。
Ultimaker Curaの場合はSupport Blocker で範囲指定して、その部分だけスライス条件を替えることができます。Support Blockerを追加するとモデルと同じように場所と向きを変えられます。フィンガーを覆うようにして、その部分をインフィル100%にします。
ここらへんの操作はブログでは分かりづらいのでビデオを御覧ください。
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