REGZA ZP2のDLNAで動画再生をしてみる
ゲーム用に買ったREGZA ZP2のDLNAクライアントを使ってどこまでファイルを再生できるかいろいろ遊んでいました。結論としてはイマイチな使い勝手です。
ここでちょっと書き留めておきます。
TSファイルとMP4ファイルは何も追加設定する事なく再生できました。
但し! トランスコードされてます。MP4はREGZA ZP2で対応していませんのでトランスコードを自動でしてくれるのはありがたいです。しかし、TSファイルまでトランスコードされてしまいます。これはいただけません。
TSファイルですが1440x1080のHDファイルは720x480のサイズにトランスコードされてしまうようです。
1920x1080のフルHDファイルですと再生できないようです。トランスコードの負荷が大きすぎるせいでしょうか?サーバを見るとメモリーを大量に消費しているようです。メモリーを消費するだけでREGZAには何も映りません。
そして、メモリーを使い切るとサーバーの反応が著しく遅くなります。
サーバのCPUはi5-2500T 2.3GHz、メモリ8GBです。
結論として、REGZA ZP2とWHS2011メディアサーバの組み合わせはMP4だけの再生に使うと幸せです。
余談ですがVIERAとWHS2011の組み合わせはかなり良いです。MP4がトランスコードされるのが残念なところです。
そこで自分で簡単にカスタマイズできそうなDLNAサーバソフトを使うことにします。
私の欲しいDLNAサーバの機能は
となります。
VIERAのDLNAクライアントは融通がかなり効く感じなのでREGZAで再生できるようにする事を目的とします。
今回はBeer Media Server (BMS)を試してみます。 PS3 Media Server派生のソフトウエアのようですがメモ帳だけで細かいカスタマイズが可能な所が良いですね。PMSだとファイル数が多いフォルダのファイルリスト表示が遅いのが残念でした。BMSはPMSより早くファイルリストが表示されます。
それではこの記事作成時の最新版bms1.2.120301を使ってみます。
DLNAクライアントからDLNAサーバにアクセスし動画を見るには大きく2つの難関があります。一つ目はクライアントの機械をサーバが認識するようにする事。二つ目はクライアントで再生できるファイルを正しく認識し送信することです。
BMSでは“script”フォルダにクライアントに関する情報が保存されています。自分の好きなクライアントをここに追加していきます。追加の仕方は“doc”フォルダに少し説明が書いてあります。しかし、良くわからないので既にあるBRAVIA用設定を参考にしつつ類推で作っていきます。とりあえずREGZAで再生できるかトライアンドエラーです。
正しくGPI.EXEで情報が取得できたらREGZAのIPアドレスを探してください。そこにSERVERと書かれた行があるはずです。これがDLNAクライアントを特定する手がかりになります。私のREGZA ZP2では次の様になりました。
あんまりいい名前じゃないですね…他のクライアントとかぶりそう…もしそんな場合はIPアドレスで区別するしかないのかな。
このクライアントの名前をBMSに認識させるには“script”フォルダ内の"common.lua"にクライアントの名前を追加します。
場所はクライアントの条件判断の一番最後にしておきます。このバージョンですとPanasonic ビエラ・ワンセグ SV-ME970の次ですね。
こんな感じで追加しておきます。returnの引数に "REGZA-ZP2"と書きましたがこれがクライアントの情報を識別するキーワードとなります。自分のREGZAに合わせて好きな名前にしてもかまいません。
それには“script”フォルダに先ほどのクライアントを識別するキーワードを使った“REGZA-ZP2.lua”というファイルを用意します。
自力で作ってみたい方は既にある他機種用のファイルをコピーして改造したり“doc”フォルダのサンプルを参考に改造したりします。
私がテキトーに作ったファイルを記事の最後に晒しておきます。“REGZA-ZP2.lua”として保存してください。
ZP2以外のREGZAでもそれなりに動くと思います。
TSの再生は問題なくできるようです。30秒送り10秒戻し可能です。
DVD ISOファイルはトランスコード再生できました。スキップも早送りも何もできません。ちょっと字幕設定増やしてます。トランスコードの画質はあまり良くない感じです。ビットレート設定とか今後いじるかもしれません。
MP4はトランスコード再生できました。PSP用iPad用のMP4ファイルで試しました。BRAVIAの設定をコピーしただけなので720x480固定でトランスコードされます。
MP4再生を30秒ほど続けて行うと再生を終了した時にREGZAが反応しなくなります。BMSがフリーズしてしまうようです。BMSをタスクマネージャから強制終了させなくてはなりません。
トランスコードするものはスキップも早送りもできていません。これでは使えない…。
mpeg2のコンテナの種類がいろいろあるようですが良く判らないのでBRAVIAのコピーが残ってます。気が向いたら真面目に条件設定するかも。
jpgは表示されるようです。
mp3は試していません。
wavは試していません。
トランスコードを指示するキーワード”:::TRANS:::”を書き込む位置が良く判らない。BRAVIAファイルと同じ場所だとトランスコードされなかった。
ここでちょっと書き留めておきます。
WHS2011のメディアサーバとREGZA ZP2
Windows Home Server 2011のDLNAサーバ機能を使うとREGZA ZP2でお手軽に動画を見ることができます。TSファイルとMP4ファイルは何も追加設定する事なく再生できました。
但し! トランスコードされてます。MP4はREGZA ZP2で対応していませんのでトランスコードを自動でしてくれるのはありがたいです。しかし、TSファイルまでトランスコードされてしまいます。これはいただけません。
TSファイルですが1440x1080のHDファイルは720x480のサイズにトランスコードされてしまうようです。
1920x1080のフルHDファイルですと再生できないようです。トランスコードの負荷が大きすぎるせいでしょうか?サーバを見るとメモリーを大量に消費しているようです。メモリーを消費するだけでREGZAには何も映りません。
そして、メモリーを使い切るとサーバーの反応が著しく遅くなります。
サーバのCPUはi5-2500T 2.3GHz、メモリ8GBです。
結論として、REGZA ZP2とWHS2011メディアサーバの組み合わせはMP4だけの再生に使うと幸せです。
余談ですがVIERAとWHS2011の組み合わせはかなり良いです。MP4がトランスコードされるのが残念なところです。
Beer Media Server(BMS)とREGZA ZP2
それでは他のDLNAサーバソフトを試してみます。フリーのDLNAサーバはたくさんありますがクライアント毎に適不適がありなかなかこれ一つでというのがありません。私の場合は基本的にVIERAで見れる事を重視しています。REGZA ZP2でも使えるようにすると条件が厳しくなります。そこで自分で簡単にカスタマイズできそうなDLNAサーバソフトを使うことにします。
私の欲しいDLNAサーバの機能は
- TSはそのまま送信
- MP4はVIERAへそのまま送信、REGZAへはトランスコード送信
となります。
VIERAのDLNAクライアントは融通がかなり効く感じなのでREGZAで再生できるようにする事を目的とします。
今回はBeer Media Server (BMS)を試してみます。 PS3 Media Server派生のソフトウエアのようですがメモ帳だけで細かいカスタマイズが可能な所が良いですね。PMSだとファイル数が多いフォルダのファイルリスト表示が遅いのが残念でした。BMSはPMSより早くファイルリストが表示されます。
それではこの記事作成時の最新版bms1.2.120301を使ってみます。
DLNAクライアントからDLNAサーバにアクセスし動画を見るには大きく2つの難関があります。一つ目はクライアントの機械をサーバが認識するようにする事。二つ目はクライアントで再生できるファイルを正しく認識し送信することです。
BMSでは“script”フォルダにクライアントに関する情報が保存されています。自分の好きなクライアントをここに追加していきます。追加の仕方は“doc”フォルダに少し説明が書いてあります。しかし、良くわからないので既にあるBRAVIA用設定を参考にしつつ類推で作っていきます。とりあえずREGZAで再生できるかトライアンドエラーです。
REGZAを認識させる
初めにREGZAをサーバに認識できるようにします。BMSフォルダのGPI.EXEを実行し“Get”ボタンを押すとネットワークに接続されているクライアントの情報が表示されるようです。この時ネットワークにつながっているDLNAクライアントの電源はすべて入れておいた方がいいようです。ブルーレイレコーダやテレビがLANに接続されているなら電源を入れておきましょう。電源がオフだとエラーでクライアントの情報取得が途中で止まってしまいました。正しくGPI.EXEで情報が取得できたらREGZAのIPアドレスを探してください。そこにSERVERと書かれた行があるはずです。これがDLNAクライアントを特定する手がかりになります。私のREGZA ZP2では次の様になりました。
SERVER: Linux/2.6.32.28-ce4tsb-20110520 UPnP/1.0 DLNADOC/1.50 Intel_SDK_for_UPnP_devices/1.2
あんまりいい名前じゃないですね…他のクライアントとかぶりそう…もしそんな場合はIPアドレスで区別するしかないのかな。
このクライアントの名前をBMSに認識させるには“script”フォルダ内の"common.lua"にクライアントの名前を追加します。
場所はクライアントの条件判断の一番最後にしておきます。このバージョンですとPanasonic ビエラ・ワンセグ SV-ME970の次ですね。
>if i1 then s = string.match(in_header, "(Panasonic Digital Media Player/1%.00)", i1) if s then -- Panasonic ビエラ・ワンセグ SV-ME970 return "VIERA-SV-ME970" end s = string.match(in_header, "UPnP/1.0 DLNADOC/1.50 Intel_SDK_for_UPnP_devices/1.2", i1) if s then -- Toshiba REGZA return "REGZA-ZP2" end
こんな感じで追加しておきます。returnの引数に "REGZA-ZP2"と書きましたがこれがクライアントの情報を識別するキーワードとなります。自分のREGZAに合わせて好きな名前にしてもかまいません。
REGZAで再生するファイルを指定する
次にクライアント毎に再生できるファイルの種類を設定します。トランスコードするファイルの指定もします。それには“script”フォルダに先ほどのクライアントを識別するキーワードを使った“REGZA-ZP2.lua”というファイルを用意します。
自力で作ってみたい方は既にある他機種用のファイルをコピーして改造したり“doc”フォルダのサンプルを参考に改造したりします。
私がテキトーに作ったファイルを記事の最後に晒しておきます。“REGZA-ZP2.lua”として保存してください。
ZP2以外のREGZAでもそれなりに動くと思います。
まとめ
私は設定内容は良く判っていません。類推で改造しているだけなのでこの記事のまねをしてもあなたのREGZAでうまくいく保証はありません。TSの再生は問題なくできるようです。30秒送り10秒戻し可能です。
DVD ISOファイルはトランスコード再生できました。スキップも早送りも何もできません。ちょっと字幕設定増やしてます。トランスコードの画質はあまり良くない感じです。ビットレート設定とか今後いじるかもしれません。
MP4はトランスコード再生できました。PSP用iPad用のMP4ファイルで試しました。BRAVIAの設定をコピーしただけなので720x480固定でトランスコードされます。
MP4再生を30秒ほど続けて行うと再生を終了した時にREGZAが反応しなくなります。BMSがフリーズしてしまうようです。BMSをタスクマネージャから強制終了させなくてはなりません。
トランスコードするものはスキップも早送りもできていません。これでは使えない…。
mpeg2のコンテナの種類がいろいろあるようですが良く判らないのでBRAVIAのコピーが残ってます。気が向いたら真面目に条件設定するかも。
jpgは表示されるようです。
mp3は試していません。
wavは試していません。
トランスコードを指示するキーワード”:::TRANS:::”を書き込む位置が良く判らない。BRAVIAファイルと同じ場所だとトランスコードされなかった。
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