デスクで冷たいお茶を飲みたいので缶クーラーを買ってみた
暑い日が続きますね。
冷たい飲み物が欲しくて冷やしたペットボトルや缶を買ってきてもすぐにぬるくなってしまいます。冷たいうちに一気飲み! なんて事もしたくないです。
会社のデスクワークのお供に缶を保冷・保温できる缶クーラーを買ってみました。その効果のほどを実験してみました。
デスクの上で飲み物を冷やすものではUSBのボトルクーラー等も見かけます。USBなので5V 0.5A が最大使えるパワーになります。電力で2.5Wですね。こんなので冷えたら電力不足なんて起きるわけがありませんね。
ということで、おもちゃは除外します。すると、いきなり値段が上がりますね。1万円以上を出すともう小型の冷蔵庫です。こんなもの会社に置けませんね。
これら2つの中間くらいのが欲しいですが意外とありません。
唯一まともそうなのがMOBICOOL社のDO3AC/DCでした。あれ?製品情報がありませんね・・・。
主に持ち運び可能な保冷・保温庫を扱っている会社のようです。ペルチェ素子という電気で冷やしたり暖めたりできる部品で保冷・保温を行います。5千円ほどです。ほんとに冷えるかどうか分からないと買うのをためらいますね。
DO3AC/DCの消費電力は最大で20Wほどだそうです。アルミ製と思われる専用のカップと車のシガーライターソケットから電源をとるアダプターが付属します。
DO3AC/DCは350ml缶、ペットボトルなどが冷やせます。本体の冷却面は缶側面を覆うほどの大きさがあります。この構造を見ると保冷・保温性能にも期待が持てます。
付属のカップは好きな飲み物を入れDO3AC/DCの冷気を効率よくカップに伝える役目が有ります。そのためカップ自体に保冷能力はまったくありません。クーラーから出して外において置くとすぐに飲み物が温くなってしまうでしょう。
さて、1週間ほど使ってみたところなのですが感想としては十分実用的です。決しておもちゃではありませんね。缶クーラー本体にファンが付いており若干の騒音がします。これはパソコンなどに付いているファンと同程度の音がします。耳障りな音ではなく低めのうなる感じなのでオフィスのデスクで使っても気になることは少ないと思います。パソコンの方がうるさいでしょう。
しかし、ぬるい飲み物をあっという間に冷やす能力はありません。自販機で買った飲み物を冷たいまま保つために使うものですね。買ったときよりさらに冷やすこともできますので十分な性能だと思います。
缶もカップも入れずに放置してみると冷却面が結露し水滴が付き始めます。そして、さらに時間が経つと結露が凍ってしまいます。冷える感じがしますね。水滴が大きくなりすぎるとさすがに凍ることは無いですけど。
付属カップにふたが付いているのですが造りが荒く飲むときに周囲から水があふれて来ます。ふたに付いているゴムパッキンをいろいろずらして具合の良いところを探す必要がありました。
感覚的な話では分からないところもあるので、実際に水がどの程度冷えるか実験してみました。
専用のカップいっぱいに水を入れて缶クーラーの電源を入れてから冷える時間を計ってみました。
カップに水を入れて室温と同じ程度になった状態から冷やし始めます。
赤い線が室温、青い線がカップの水の温度です。3時間もすると能力いっぱいまで冷える感じですね。室温マイナス23℃ほどまでいきます。
室温に放置された飲み物を入れて冷たいと感じる温度にするには1時間半程度待てば良いでしょう。
構造を見ていると缶と冷却面の間に隙間が生じるのが気になります。隙間があると冷却面の熱が缶に伝わりにくいですよね。
そこで、この隙間を水で埋めて試してみました。冷やさなくてはならない水の量は増えますが熱の伝わりやすさは空気より水のほうが断然良いです。冷える時間が短くなったりしないでしょうか?
さっそく試してみました。今回は室温との温度差でグラフを書いています。上の結果と水を入れて隙間を水で埋めた結果です。
う~ん、大差ありませんね。特に隙間は気にせず使える事がわかります。水で満たすと缶を取り出したとき水が滴り落ちてデスクでの利用はお勧めできません。水で隙間を満たすと気持ち1~2℃は低くなるようなので少しでも冷たくしたい方は試してみてはどうでしょうか。
以上まとめますと、
MOBICOOL社のDO3AC/DCはオフィスの机で使うのに十分実用的な性能を持っています。
ぬるい飲み物を冷やすのに使うにはお勧めしませんが、自販機などで買った飲み物を冷たいまま保つには十分な性能です。
12/10/26追記
暖めた時の温度を測ってみました。こちらの記事です。
冷たい飲み物が欲しくて冷やしたペットボトルや缶を買ってきてもすぐにぬるくなってしまいます。冷たいうちに一気飲み! なんて事もしたくないです。
会社のデスクワークのお供に缶を保冷・保温できる缶クーラーを買ってみました。その効果のほどを実験してみました。
デスクの上で飲み物を冷やすものではUSBのボトルクーラー等も見かけます。USBなので5V 0.5A が最大使えるパワーになります。電力で2.5Wですね。こんなので冷えたら電力不足なんて起きるわけがありませんね。
ということで、おもちゃは除外します。すると、いきなり値段が上がりますね。1万円以上を出すともう小型の冷蔵庫です。こんなもの会社に置けませんね。
これら2つの中間くらいのが欲しいですが意外とありません。
唯一まともそうなのがMOBICOOL社のDO3AC/DCでした。あれ?製品情報がありませんね・・・。
主に持ち運び可能な保冷・保温庫を扱っている会社のようです。ペルチェ素子という電気で冷やしたり暖めたりできる部品で保冷・保温を行います。5千円ほどです。ほんとに冷えるかどうか分からないと買うのをためらいますね。
DO3AC/DCの消費電力は最大で20Wほどだそうです。アルミ製と思われる専用のカップと車のシガーライターソケットから電源をとるアダプターが付属します。
DO3AC/DCは350ml缶、ペットボトルなどが冷やせます。本体の冷却面は缶側面を覆うほどの大きさがあります。この構造を見ると保冷・保温性能にも期待が持てます。
付属のカップは好きな飲み物を入れDO3AC/DCの冷気を効率よくカップに伝える役目が有ります。そのためカップ自体に保冷能力はまったくありません。クーラーから出して外において置くとすぐに飲み物が温くなってしまうでしょう。
さて、1週間ほど使ってみたところなのですが感想としては十分実用的です。決しておもちゃではありませんね。缶クーラー本体にファンが付いており若干の騒音がします。これはパソコンなどに付いているファンと同程度の音がします。耳障りな音ではなく低めのうなる感じなのでオフィスのデスクで使っても気になることは少ないと思います。パソコンの方がうるさいでしょう。
しかし、ぬるい飲み物をあっという間に冷やす能力はありません。自販機で買った飲み物を冷たいまま保つために使うものですね。買ったときよりさらに冷やすこともできますので十分な性能だと思います。
缶もカップも入れずに放置してみると冷却面が結露し水滴が付き始めます。そして、さらに時間が経つと結露が凍ってしまいます。冷える感じがしますね。水滴が大きくなりすぎるとさすがに凍ることは無いですけど。
付属カップにふたが付いているのですが造りが荒く飲むときに周囲から水があふれて来ます。ふたに付いているゴムパッキンをいろいろずらして具合の良いところを探す必要がありました。
感覚的な話では分からないところもあるので、実際に水がどの程度冷えるか実験してみました。
専用のカップいっぱいに水を入れて缶クーラーの電源を入れてから冷える時間を計ってみました。
カップに水を入れて室温と同じ程度になった状態から冷やし始めます。
赤い線が室温、青い線がカップの水の温度です。3時間もすると能力いっぱいまで冷える感じですね。室温マイナス23℃ほどまでいきます。
室温に放置された飲み物を入れて冷たいと感じる温度にするには1時間半程度待てば良いでしょう。
構造を見ていると缶と冷却面の間に隙間が生じるのが気になります。隙間があると冷却面の熱が缶に伝わりにくいですよね。
そこで、この隙間を水で埋めて試してみました。冷やさなくてはならない水の量は増えますが熱の伝わりやすさは空気より水のほうが断然良いです。冷える時間が短くなったりしないでしょうか?
さっそく試してみました。今回は室温との温度差でグラフを書いています。上の結果と水を入れて隙間を水で埋めた結果です。
う~ん、大差ありませんね。特に隙間は気にせず使える事がわかります。水で満たすと缶を取り出したとき水が滴り落ちてデスクでの利用はお勧めできません。水で隙間を満たすと気持ち1~2℃は低くなるようなので少しでも冷たくしたい方は試してみてはどうでしょうか。
以上まとめますと、
MOBICOOL社のDO3AC/DCはオフィスの机で使うのに十分実用的な性能を持っています。
ぬるい飲み物を冷やすのに使うにはお勧めしませんが、自販機などで買った飲み物を冷たいまま保つには十分な性能です。
12/10/26追記
暖めた時の温度を測ってみました。こちらの記事です。
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