有線LANが無い場所でLAN接続したくなったので無線LANコンバータを買ってみた
最近は有線LAN端子があるテレビやオーディオ機器が普及してきました。有線LANを引くのが面倒な部屋などでLANを使いたくなった場合にはどうすれば良いでしょうか?
手段としては、有線LANを無線LANにつなぐコンバータを買う、100Vコンセントで通信をする電力線搬送通信(PLC)の装置を買う、思い切って有線LANをひいてしまう、の3つでしょうか。
いままで電力線搬送通信を使っていた場所があったのですが、無線ルーターを買い替えた事に伴い無線LANコンバータを使う方法へ切り替えてみました。
いままで電力線搬送通信(PLC)を使っていた場所は無線LANの電波が弱く安定した通信ができない場所でした。そのため、当時出始めたPLCアダプタを使ってみる事にしました。
手軽で良いネットワークの構築方法なのですが大きな欠点があります。LANの通信はとても高速な信号を使っていますが、100Vの配線は高速な信号が通る事を想定した作りにはなっていません。そのため遠い場所との通信は苦手なのです。ややこしいのは100Vのコンセントがある場所が近くいからといって、その間の配線の長さも短いとは限らない事です。同じ部屋にあるコンセントの間ですら通信ができない事があります。
この原因は100V電源の配線の仕方に特徴があるからです。家にはブレーカーが設置されているのは知っているでしょう。ブレーカーのある場所を中心にタコの足のように100Vの電源は配線されています。つまり、同じ部屋にあるコンセントであっても内部の配線が最短距離でつながっているとは限りません。
ブレーカーのある配電パネルには大きなブレーカが一つと小さいブレーカがいくつかがあります。小さいブレーカを切った時に電気が使えなくなるコンセントは同じ電線でつながっている事になります。同じ電線ならばPLCは最高の性能を発揮するでしょう。実際はそんな場所ではPLCを必要としないでしょうけど。もっと離れた場所で必要とするものでしょう。
離れた部屋と通信をしたい場合は小さいブレーカ(分岐ブレーカ)の配線が効きます。何故かまったく通信できない場所というのがあります。電信柱から家庭には3本の電線が来ています(単相3線式)。コンセントの100Vはこの3本のうち2本を使います。そして100Vを取り出す組み合わせは2種類あるのです。異なる組み合わせの100Vコンセントは電信柱にあるトランスから枝分かれしている事になるので配線の距離が圧倒的に長くなります。そのためPLCでの通信は絶望的になります。同じ組み合わせの100V分岐ブレーカーの先ならば通信できる可能性が高いです。
配電盤とにらめっこすれば通信できそうなコンセントは予測できますがそんな事は普通しないので、基本的にやってみないと判らないという極めて売りにくい製品ですね。
まずは無線LANの電波が入らなければ話になりませんが無線ルーターの設置場所をあれこれ試し電波は届くようになりました。後は無線LANコンバータを購入すれば解決です。いままで使っていたコンバータはちょっと高性能すぎるのです。ビデオの再生も可能なほどの通信速度が確保できますが、今回の用途ではもったいないため安いのを探しました。
これだけ無線LANが普及したのですから無線LANのコンバータなんて安いのがたくさんあるのだろう・・・と軽い気持ちで探し始めましたが、普及しすぎて無くなってきている感じですね。無線LANがあれば便利なもにはもう普通に付いてしまっているのでわざわざ別にコンバータを必要としなくなってきているのでしょうか。例えば昔はプリンタとかでしたよね。今は無線LANも標準ですね。
5GHz帯のWiFiに対応した高速なやつは5千円以上の値段がします。子機という呼び方をしているようですね。
もっと安いやつを探すとどうやらコンバータという単機能の製品はほぼ無いようです。
トラベル用無線ルーターというやつにコンバータ機能が付いたものがあるようです。旅行や出張時のホテルの部屋では有線LANしか使えない場合が多いです。これではスマホなどWiFiしかない機器は使えないです。そんな時に小型の無線アクセスポイントがあれば部屋のLANをWiFi化する事ができます。機能としてはアクセスポイントさえあれば良いと思うのですがルータ機能まで付いているようです。そしてトラベル用無線ルーターにはコンバータ機能が付いている物もあります。
とても小さいルータで価格も安く、今回の私の目的にピッタリなので一つ購入してみました。PLANEXのMZK-RP150NAというルータです。ちょっと古めの製品のようですが最近の物はコンバータ機能が無くなっているようです。余分に買っておこうかな・・・。
何とかコンバータモードへ変更できたら次は自宅の無線LANと接続しなくてはなりません。WPSに対応しているのでボタンを押すだけで接続できる・・・はずですが、私はうまくいきませんでした。設定画面でやった方が早いですね。
ネットワークの速度を要求されないなら安くてとても良い製品だと思います。ちょっと出張という時にも小さくて邪魔にならないアクセスポイントになります。モードの変更が面倒ですけど。
手段としては、有線LANを無線LANにつなぐコンバータを買う、100Vコンセントで通信をする電力線搬送通信(PLC)の装置を買う、思い切って有線LANをひいてしまう、の3つでしょうか。
いままで電力線搬送通信を使っていた場所があったのですが、無線ルーターを買い替えた事に伴い無線LANコンバータを使う方法へ切り替えてみました。
いままで電力線搬送通信(PLC)を使っていた場所は無線LANの電波が弱く安定した通信ができない場所でした。そのため、当時出始めたPLCアダプタを使ってみる事にしました。
電力線搬送通信(PLC)のうんちく
PLCアダプタでは家庭用の100V電源の配線を使ってネットワーク通信をするものです。LANのルータ側に1台のPLCを100Vコンセントに設置し、LANを接続したい機器側の近くのコンセントにもPLCを1台設置します。これでネットワークの信号を100V電源の配線を介してやりとりできるようになります。手軽で良いネットワークの構築方法なのですが大きな欠点があります。LANの通信はとても高速な信号を使っていますが、100Vの配線は高速な信号が通る事を想定した作りにはなっていません。そのため遠い場所との通信は苦手なのです。ややこしいのは100Vのコンセントがある場所が近くいからといって、その間の配線の長さも短いとは限らない事です。同じ部屋にあるコンセントの間ですら通信ができない事があります。
この原因は100V電源の配線の仕方に特徴があるからです。家にはブレーカーが設置されているのは知っているでしょう。ブレーカーのある場所を中心にタコの足のように100Vの電源は配線されています。つまり、同じ部屋にあるコンセントであっても内部の配線が最短距離でつながっているとは限りません。
ブレーカーのある配電パネルには大きなブレーカが一つと小さいブレーカがいくつかがあります。小さいブレーカを切った時に電気が使えなくなるコンセントは同じ電線でつながっている事になります。同じ電線ならばPLCは最高の性能を発揮するでしょう。実際はそんな場所ではPLCを必要としないでしょうけど。もっと離れた場所で必要とするものでしょう。
離れた部屋と通信をしたい場合は小さいブレーカ(分岐ブレーカ)の配線が効きます。何故かまったく通信できない場所というのがあります。電信柱から家庭には3本の電線が来ています(単相3線式)。コンセントの100Vはこの3本のうち2本を使います。そして100Vを取り出す組み合わせは2種類あるのです。異なる組み合わせの100Vコンセントは電信柱にあるトランスから枝分かれしている事になるので配線の距離が圧倒的に長くなります。そのためPLCでの通信は絶望的になります。同じ組み合わせの100V分岐ブレーカーの先ならば通信できる可能性が高いです。
配電盤とにらめっこすれば通信できそうなコンセントは予測できますがそんな事は普通しないので、基本的にやってみないと判らないという極めて売りにくい製品ですね。
PLCと無線コンバータの組み合わせ
PLCは便利なんですが安定した通信ができる条件が判りずらいです。私の家ではネットワークとつなぎやすい場所にPLCを設置しましたが通信できませんでした。そのため、無線LANが入らない場所からPLCでつなぐことができる無線LANの入る場所を探し、さらに無線LANコンバータでルーターとつなぐという面倒な事になっていました。基本的に安定した接続はいらない用途だったので放置していました。安い無線LANコンバータを探す
ルータを買い替えたのを機にPLCを排除する事を考えました。PLCの電気代も気になりますし。まずは無線LANの電波が入らなければ話になりませんが無線ルーターの設置場所をあれこれ試し電波は届くようになりました。後は無線LANコンバータを購入すれば解決です。いままで使っていたコンバータはちょっと高性能すぎるのです。ビデオの再生も可能なほどの通信速度が確保できますが、今回の用途ではもったいないため安いのを探しました。
これだけ無線LANが普及したのですから無線LANのコンバータなんて安いのがたくさんあるのだろう・・・と軽い気持ちで探し始めましたが、普及しすぎて無くなってきている感じですね。無線LANがあれば便利なもにはもう普通に付いてしまっているのでわざわざ別にコンバータを必要としなくなってきているのでしょうか。例えば昔はプリンタとかでしたよね。今は無線LANも標準ですね。
5GHz帯のWiFiに対応した高速なやつは5千円以上の値段がします。子機という呼び方をしているようですね。
もっと安いやつを探すとどうやらコンバータという単機能の製品はほぼ無いようです。
トラベル用無線ルーターというやつにコンバータ機能が付いたものがあるようです。旅行や出張時のホテルの部屋では有線LANしか使えない場合が多いです。これではスマホなどWiFiしかない機器は使えないです。そんな時に小型の無線アクセスポイントがあれば部屋のLANをWiFi化する事ができます。機能としてはアクセスポイントさえあれば良いと思うのですがルータ機能まで付いているようです。そしてトラベル用無線ルーターにはコンバータ機能が付いている物もあります。
とても小さいルータで価格も安く、今回の私の目的にピッタリなので一つ購入してみました。PLANEXのMZK-RP150NAというルータです。ちょっと古めの製品のようですが最近の物はコンバータ機能が無くなっているようです。余分に買っておこうかな・・・。
MZK-RP150NAをコンバータとして使う
MZK-RP150NAを無線LANのコンバータとして使うには設定の変更が必要になります。ちょっと面倒です。付属のマニュアルに”コンバータ設定ガイド”というのがありますので説明に従って設定を変えてやります。設定の変更はブラウザを使って行います。このブラウザ画面を表示させることができれば設定自体は簡単です。とにかくブラウザに設定画面を表示させるのが最大の難関です。スマホで設定ができるアプリPLANEX スマホ一発!(Android),PLANEX スマホ一発!(iOS)があるようなので下手にパソコンでやらないでスマホのアプリを使う事をお勧めします。何とかコンバータモードへ変更できたら次は自宅の無線LANと接続しなくてはなりません。WPSに対応しているのでボタンを押すだけで接続できる・・・はずですが、私はうまくいきませんでした。設定画面でやった方が早いですね。
ネットワークの速度を要求されないなら安くてとても良い製品だと思います。ちょっと出張という時にも小さくて邪魔にならないアクセスポイントになります。モードの変更が面倒ですけど。
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