Z3 CompactでIP電話の設定をしてみる
数か月悩んでいた通信環境を一気に揃えてしまいました。当初の想定とは違う機種を買ってしまいましたがMVNOで運用するのは変わりません。
現在ガラケーとスマホは、通話とネットで異なるSIMで運用しています。スマホを買った時の懸念事項を
すでにMVNOにしているんだがZenFone 5を使うにはどうするのが良いのだろうか で書きました。
通話付きSIMにしてガラケーをやめるべきか悩んでます。
結局、ガラケー、スマホそしてタブレットという3台体制になってしまいました。しかもタブレットはWi-Fiオンリーという状態です。
ガラケーを切って通話のできるSIMにするのがシンプルなのですが、今使っているネット用SIMに通話を追加する際に電話番号を引き継ぐMNPができないというのが障害となっています。MNPするには新規にSIMの契約をしなくてはなりません。IIJのファミリーシェアプランで3枚のSIMを持っているので、契約し直す場合にはSIMの発行料がかさんでしまいます。また、無料通話分が無くなるのも考えどころです。
とはいえ、ほとんど通話はしないのでガラケーを切っても良いのですが決断が付きません。この記事を書きつつ頭の中を整理してみようと思います。
まずは現状で買ってしまったものをどう使おうかを考えてみます。
IP電話の場合には緊急通報が使えないというのが最大の問題です。そうそう使う機会があっては困りますが。
電話番号はガラケーの番号をメインに使う用にしたいです。完全にIP電話の番号を使うというのは無いでしょう。MNPとか無いですし。ガラケーの電話に転送機能があればそれを使ってスマホのIP電話へ転送すれば受話の問題は解決します。
私は通話用SIMはb-mobileの携帯電話SIMを使っています。幸い無料で転送サービスを受けられます。
ガラケーからの転送ができるなら、スマホで使えるIP電話を契約すればすぐに試すことができます。IP電話は子供のスマホ用にフュージョン・コミュニケーションズ株式会社のIP-Phone SMARTを使っています。同じ会社のIP電話ならば無料で通話できる場合が多いので同じサービスのアカウントを追加するのが良さそうです。
IP-Phone SMARTは初期費用と月額基本料がかからないのが良い所です。通話した分しか費用がかかりません。
そのためSIPが使える通話アプリが必要になります。しかし、最近のスマホでは標準の通話機能がSIPに対応しています。アカウントを設定してやれば良いだけです。
面倒ならばIP電話会社が提供する通話アプリを使うのが良いでしょう。
設定→通話設定 をタップしてください。
一番下に"インターネット通話(SIP)の設定"という項目があります。アカウントをタップします。
アカウントを追加をタップします。
ユーザー名、パスワード、サーバーを入力します。これはIP電話のサービス会社から提供されるものです。ユーザー名はアカウントであったり、サーバーはドメインと表現されている場合があります。
入力したら保存をタップします。
保存するとSIPサーバへの接続が試されます。もしも間違えたアカウント設定をした場合はサーバと接続できず"試行中です"と表示されます。もしもこのようになったらアカウントの設定を見直しましょう。
SIPサーバと接続できると"通話着信ON"と表示されます。
次に通話方法を設定します。これは普通の通話をするのかIP電話の通話をするのかの選択です。
今回の例では通話できないSIMなので"ネットワークアクセスでSIPを使用"を選びます。
通話付のSIMの場合で良く判らない場合は"常に確認"を選んでおくと良いでしょう。同じIP電話会社への通話は無料となるのでこのような場合だけIP電話を使いたいとか場合分けができるようになっています。
以上の設定が終わったら実際に電話をかけて確かめましょう。
スマホでIP電話を使えるので、ガラケーで転送設定をすればスマホでも電話を受ける事ができます。
それでは電話をかける時にどうするのが良いのかを考えてみます。スマホでも電話をかける事が当然できますが、相手にはIP電話の電話番号が表示されてしまいます。IP電話の電話番号では電話を取ってもらえないかもしれません。そして相手にガラケーとIP電話の2つの電話番号を管理してもらう事になってしまいます。
IP電話ばかり使っていると携帯の電話番号の意味が無くなってしまいます。
友人や親せきへの電話でなければIP電話の方が良いですね。携帯の電話番号をばらまきたくは無いです。
ほとんどメールやSNSで用事はすんでしまいますので、どうしてもIP電話で発信する時は相手に事前にメールしておくのも手です。面倒ですけど。
やはりガラケーを使わないようにスマホで通話付きSIMにしてしまうのが一番良いのでしょうね。
通話に関わる部分だけを比較します。IIJではSMSと通話に必要な料金を計算します。b-mobileでは基本料金と無料通話分を考慮した料金を計算します。
何分通話するといくらになるのでしょうか?
上が比較したグラフです。この記事を書いた時点での料金に基づいています。
通話に関わる料金が交わるのは11分ほどです。11分未満の通話ならばIIJに通話機能を追加した方が安いです。11分を超えるとb-mobileがお得になります。33分を超えると料金差が850円で最大になります。
1時間を超えるとb-mobileではよりお得なプランを選べます。もっと通話するなら素直にドコモで契約するのが良いでしょう。
私は通話はほとんどしないのでIIJにしてしまう方が得なのですが、MNPするには新規契約が必要でありSIMが3枚使えるファミリーシェアプランを完全に移すにはSIM2枚の発行料も必要となってしまいます。初期費用がまた発生してしまいます。
通話を良くする人でも850円の差です。スマホで緊急通報もできるようになるのなら通話+ネットのSIMにしてしまってもよいでしょうね。
まだしばらく悩みそうです。IIJのMNPが新規契約でしかできないという縛りがなくなればなぁ・・・
現在ガラケーとスマホは、通話とネットで異なるSIMで運用しています。スマホを買った時の懸念事項を
すでにMVNOにしているんだがZenFone 5を使うにはどうするのが良いのだろうか で書きました。
通話付きSIMにしてガラケーをやめるべきか悩んでます。
ガラケー・スマホ・タブレットが揃ってしまった
今まではスマホとタブレットという組み合わせで、音声用SIMとネット用SIMの2つをそれぞれ使っていました。出かける際に2つ持ち歩くのは面倒なのでやはりスマホ1台にまとめたい思っていました。結局、ガラケー、スマホそしてタブレットという3台体制になってしまいました。しかもタブレットはWi-Fiオンリーという状態です。
ガラケーを切って通話のできるSIMにするのがシンプルなのですが、今使っているネット用SIMに通話を追加する際に電話番号を引き継ぐMNPができないというのが障害となっています。MNPするには新規にSIMの契約をしなくてはなりません。IIJのファミリーシェアプランで3枚のSIMを持っているので、契約し直す場合にはSIMの発行料がかさんでしまいます。また、無料通話分が無くなるのも考えどころです。
とはいえ、ほとんど通話はしないのでガラケーを切っても良いのですが決断が付きません。この記事を書きつつ頭の中を整理してみようと思います。
まずは現状で買ってしまったものをどう使おうかを考えてみます。
スマホでの通話をどうするか
タブレットはLTEでは無くWi-Fiを買ってしまったので自動的にスマホがネットの要になります。通話できるSIMには変更しないので自動的に通話はIP電話を使う事になります。IP電話の場合には緊急通報が使えないというのが最大の問題です。そうそう使う機会があっては困りますが。
電話番号はガラケーの番号をメインに使う用にしたいです。完全にIP電話の番号を使うというのは無いでしょう。MNPとか無いですし。ガラケーの電話に転送機能があればそれを使ってスマホのIP電話へ転送すれば受話の問題は解決します。
私は通話用SIMはb-mobileの携帯電話SIMを使っています。幸い無料で転送サービスを受けられます。
ガラケーからの転送ができるなら、スマホで使えるIP電話を契約すればすぐに試すことができます。IP電話は子供のスマホ用にフュージョン・コミュニケーションズ株式会社のIP-Phone SMARTを使っています。同じ会社のIP電話ならば無料で通話できる場合が多いので同じサービスのアカウントを追加するのが良さそうです。
IP-Phone SMARTは初期費用と月額基本料がかからないのが良い所です。通話した分しか費用がかかりません。
スマホでIP電話を使うにはどうすればよいのか
IP電話を契約するとIP電話用のアカウントが発行されます。IP電話はSIPという通信方式が使われます。IP電話会社のSIPサーバへアカウントを使って接続します。そのためSIPが使える通話アプリが必要になります。しかし、最近のスマホでは標準の通話機能がSIPに対応しています。アカウントを設定してやれば良いだけです。
面倒ならばIP電話会社が提供する通話アプリを使うのが良いでしょう。
Z3 CompactにSIPアカウントを設定する
それではZ3 CompactにIP電話のアカウントを設定してみます。設定→通話設定 をタップしてください。
一番下に"インターネット通話(SIP)の設定"という項目があります。アカウントをタップします。
アカウントを追加をタップします。
ユーザー名、パスワード、サーバーを入力します。これはIP電話のサービス会社から提供されるものです。ユーザー名はアカウントであったり、サーバーはドメインと表現されている場合があります。
入力したら保存をタップします。
保存するとSIPサーバへの接続が試されます。もしも間違えたアカウント設定をした場合はサーバと接続できず"試行中です"と表示されます。もしもこのようになったらアカウントの設定を見直しましょう。
SIPサーバと接続できると"通話着信ON"と表示されます。
次に通話方法を設定します。これは普通の通話をするのかIP電話の通話をするのかの選択です。
今回の例では通話できないSIMなので"ネットワークアクセスでSIPを使用"を選びます。
通話付のSIMの場合で良く判らない場合は"常に確認"を選んでおくと良いでしょう。同じIP電話会社への通話は無料となるのでこのような場合だけIP電話を使いたいとか場合分けができるようになっています。
以上の設定が終わったら実際に電話をかけて確かめましょう。
IP電話で発信すべきか?
スマホでIP電話を使えるので、ガラケーで転送設定をすればスマホでも電話を受ける事ができます。
それでは電話をかける時にどうするのが良いのかを考えてみます。スマホでも電話をかける事が当然できますが、相手にはIP電話の電話番号が表示されてしまいます。IP電話の電話番号では電話を取ってもらえないかもしれません。そして相手にガラケーとIP電話の2つの電話番号を管理してもらう事になってしまいます。
IP電話ばかり使っていると携帯の電話番号の意味が無くなってしまいます。
友人や親せきへの電話でなければIP電話の方が良いですね。携帯の電話番号をばらまきたくは無いです。
ほとんどメールやSNSで用事はすんでしまいますので、どうしてもIP電話で発信する時は相手に事前にメールしておくのも手です。面倒ですけど。
やはりガラケーを使わないようにスマホで通話付きSIMにしてしまうのが一番良いのでしょうね。
通話料金を計算してみる
b-mobileの携帯電話SIMはガラケーの通話で使うのに安くて良いサービスです。ネットではIIJ以外のサービスを使う気になりません。そこで、IIJに通話を追加する場合とb-mobileの携帯電話SIMを使う場合の料金をグラフにしてみました。通話に関わる部分だけを比較します。IIJではSMSと通話に必要な料金を計算します。b-mobileでは基本料金と無料通話分を考慮した料金を計算します。
何分通話するといくらになるのでしょうか?
通話分のみの比較
上が比較したグラフです。この記事を書いた時点での料金に基づいています。
通話に関わる料金が交わるのは11分ほどです。11分未満の通話ならばIIJに通話機能を追加した方が安いです。11分を超えるとb-mobileがお得になります。33分を超えると料金差が850円で最大になります。
1時間を超えるとb-mobileではよりお得なプランを選べます。もっと通話するなら素直にドコモで契約するのが良いでしょう。
私は通話はほとんどしないのでIIJにしてしまう方が得なのですが、MNPするには新規契約が必要でありSIMが3枚使えるファミリーシェアプランを完全に移すにはSIM2枚の発行料も必要となってしまいます。初期費用がまた発生してしまいます。
通話を良くする人でも850円の差です。スマホで緊急通報もできるようになるのなら通話+ネットのSIMにしてしまってもよいでしょうね。
まだしばらく悩みそうです。IIJのMNPが新規契約でしかできないという縛りがなくなればなぁ・・・
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