Ankerのソーラーチャージャーでスマートフォンを充電すると何時間かかるのか?

災害時対策で気になっていたアイテムの一つに太陽発電があります。真面目に調べると太陽発電は蓄電池のコストが大きく費用対効果は高くありません。

しかしながら、小型の機器を動かすのには十分実用的な事も判りました。

そこで、価格の安いスマホ向けアウトドア太陽電池 Anker 折りたたみ式 ソーラーチャージャー を買ってみました。


アウトドア向けソーラーパネルではかねてよりGOALZEROのアイテムが気になっていました。もうアマゾンのカートに入れてポチる寸前だったのですが、ちょっと値段が高いため最後のクリックができませんでした。

そして最近、スマホ向けUSBバッテリーで存在感を出しているAnkerの製品も気になりだしました。何より価格が安いんですよね。
手持ちのUSB充電器が壊れたので買い直すついでにソーラーチャージャーも買ってみました。

太陽電池パネルが4枚と2枚の2種類の製品があります。私はパネル4枚の14Wの物を選びました。太陽電池パネルが2枚の製品はコンパクトでよいですがちゃんと充電できないと悲しいので大きい方を買いました。

ほんとうに充電できるものなのでしょうか。試すのが楽しみです。

パッケージを開ける



小奇麗な外箱です。Ankerの製品は安いですが箱がきれいにデザインされています。


箱の中には折りたたまれたソーラーチャージャーが入っています。上に載っているのはZ3 Compact (SO-02G)です。


パネルを広げてみました。ソーラーパネル1枚はA5サイズほどです。


ポケットの中にUSBポートがあります。USBポートは2つ付いています。最大で5V2Aの出力ができるようです。タブレットや大きなスマホなら1台、小さなスマホなら2台同時 に充電できるでしょう。

単三電池が使えるUSBモバイルチャージャー

ソーラーチャージャーに直接スマホを繋げて充電するのがエネルギーの効率としては良いのですが、昼間にスマホをつなぎっぱなしというのはちょっとイヤですね。そこで、ソーラーチャージャーの発電した電気はバッテリーを充電する事にします。
Ankerは大容量で安いバッテリーも製品にありますが、ここは非常用を意識してちょっと変わったUSBバッテリーを買ってみました。

それはFDK株式会社のUSBモバイルチャージャーです。単三型電池4本を使ってスマホをUSB充電する機能があります。また単三型バッテリーが4本付属し充電し使う事ができます。普段は充電池を使い、非常時は単三型電池も使えるというわけです。



これは先日別に記事を書いておきましたのでよろしかったらご覧ください。
ニッケル水素充電池4本でZ3 Compactを70%充電できた

半日もあれば十分実用的な充電ができた

それでは実際に充電してみましょう。幸い天気予報は晴れが続くようです。

紹介した記事で空になった充電池をソーラーチャージャーにつなぎます。太陽電池パネルの向きは太陽に向かうようにするのが基本ですが、このようなお手軽ソーラーパネルがどこまで使えるのか試す意味も含めて少しいい加減に設置します。

今回う機器の電力の仕様を整理してみます。

  • ソーラーチャージャー
    • 太陽電池パネル 14W
    • USB出力 10W (5V2A)
  • USBモバイルチャージャー
    • USB入力 5W (5V1A)
    • 充電池 1.2V 2450mAh ×4本

となっています。太陽電池パネルに比べUSBモバイルチャージャーに必要な電力は少なく太陽電池パネルの向きを気にしなくとも余裕で充電できるはずです。


朝の8時から開始します。南東向きに立てかけてみました。午前中はソーラーパネル正面に日が当たります。午後になると太陽が横から差し込む事になり発電には不利になるでしょう。

実際12時ごろ見に行くとほとんど真横から日が当たっていました。これはいくら何でもダメだろうとソーラーチャージャーの向きを真南に修正しました。この時、USBモバイルチャージャーはまだ充電中でした。普通に充電しても約6時間半かかるので当然ですね。

と、油断して2時過ぎに見にいったら充電が完了していました。

普通に充電できたようです。ある意味当たり前ですね。ソーラーチャージャーの出力に余裕があるのでUSBモバイルチャージャーをもう1個買って2台同時充電をしても良さそうです。
これで非常時にも使えそうだと判りました。

lこの記事を読んでくれた方には少し物足りない結果ですね。どれくらい充電できるのか結局良く判らないと思っているでしょう。
という事でスマートフォンの充電も試して見ます。

Xperia Z3 Compactは3時間で充電できた

スマートフォン Xperia Z3 Compact (SO-02G) をソーラーチャージャーで充電してみます。
先ほどの写真の緑のスマホです。

今時のスマホですが液晶サイズが4.6インチと小さいです。そのためバッテリー容量も最近のスマホと比べると小さい方の 2600mAh です。

このAnkerのソーラーチャージャーはPowerIQに対応しており、iPhoneやAndroidに最適な電力を供給し充電を行えるようになっているそうです。

Z3Cの仕様の充電時間は 約155分 です。この時間はドコモのACアダプタ05での時間だそうです。すると、9V1.8Aでの充電が行われているのでしょう。16Wになります。9Vなんてズルです。この時間にどこまで迫れるでしょうか。

それでは充電してみましょう。前回の失敗を踏まえソーラーチャージャーは南向きに設置します。南向きは設置しにくいんですよね・・・

強い日光が当たるのでスマホなど充電するものは日陰に置いておきます。ソーラーチャージャーにはポケットがありますのでその中に入れても良いでしょう。ソーラーチャージャーの説明書にもそのように記述があります。


あらあら・・・ 風が強かったのでパネルが倒れてしまいました。
ソーラーパネル2枚がふさがってしまいました。途中で気づいて直しました。
曇る事無く良く日があたっています。

Xperiaはスリープ状態にしておきました。Battery Mixで様子が記録できるようにです。その結果はこちらです。


9時25分ごろ充電を開始して12時34分に充電が完了しました。約190分です。
仕様の155分には35分及びませんでした。

パネルが倒れた影響が気になるところです。10時ごろにグラフの傾きがちょっと緩やかになり、その後元に戻らなかったようにも見えます。ソーラーパネルの向きをもっと西へ向けた方が良かったかもしれません。

しかしながら、十分な充電時間です。これだけ普通に充電できるとは思いませんでした。3時間でスマホを満充電にできるですから、1日2台の充電も大丈夫そうです。

アメリカやオーストラリアじゃないのでアウトドア遊びでこれを持つ必要はないでしょうが、非常時の準備として心強いと思います。



今回は太陽電池パネル4枚の14Wモデルでの実験です。パネル2枚の8Wモデルもあります。




コメント

  1. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

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  2. なるほど、わかりやすい!アンカーのソーラーチャージャー買って見よう!ー

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    1. コメントありがとうございます。普段使うことはないでしょうが実用的な性能ですので持っていると心強いですよ。コメントが二重に送られたようなので片方削除しました。

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