ボンサイラボのBS01+でABSの造形ができた
ボンサイラボのBS01+という3Dプリンタで遊んでいます。
ABSの定着が全くできなくなって対処方法が判らなくなってしまいました。さらにPolyMax PLAまでまったく定着しない・・・
BuildTakを使っているのにつるんつるんと剥がれます。夜になって気温が下がったからでしょうか?まだまだ原因の切り分けをする知識が足りません。
ABSがまったく造形テーブルにくっついてくれなくて途方に暮れてしまいました。
気分転換に剥がすのが大変なほど定着してしまうPolyMax PLAへ戻って造形をしようとしました。すると何故かPolyMax PLAも定着しなくなってしまいました。昨日はカッターで剥がすのも大変なほどくっついていたのに。
定着しない時はケープを使うと良いらしいのでもちろん使ってみました。しかし何の効果もありませんでした。いったい何が起きたのでしょうか?
フィラメントをPolyMax PLAにして温度条件を替えて実験をしますがまったく改善しません。定着用のシートBuildTakを使えば定着テーブルを加熱しなくても造形できるはずでした。
何度も試すとBuildTakの全面で定着が悪いわけではなく定着の良い場所もある事が判りました。昨日まで何度も使っていた中心付近は良くくっつきます。しかし、周辺部はまったくくっつきません。
という事でBuildTak劣化と考える事はできないでしょう。
BuildTakは0.5mm厚のアルミ板に貼り付けました。板厚が薄いので曲がりやすいです。そのため、定着テーブルから浮いてしまいヒータの熱がうまく伝わらなかったり、ヘッドとの隙間が場所によって変わってしまうようです。
でも定着しないのはBuildTakと定着テーブルを固定するクリップの近くなんですよね。つまり熱でもないし隙間でも無さそうです。
ここで昨日から変えた事を整理しておきます。次の事をやりました。
もう思い当たる事の対策はすべてやってみましょう。BuildTakの交換は最後の手段にします。
まずお手軽なところから、BuildTakをアルコールで清掃し直します。
定着テーブルの温度を上げると何とか造形できるようです。もうBuildTakの利点は何もないような温度設定になります。
熱と言えば定着テーブルとBuildTakをクリップで挟むだけというのは熱設計的にあり得ません。CPUクーラーならば熱伝導グリス無しでパソコンが動く事が無いくらいです。定着テーブルとBuildTakのアルミ板の間に熱伝導グリスを塗りたくなります。
しかし、造形後に取り外す必要があるのでベトベトのグリスは使えません。
するとシリコンの熱伝導シートとか試したくなります。しかしこれは脆いので繰り返し利用に向きません。熱伝導対策は諦めますかね。
BuildTakのアルミ板が薄くて曲がってしまうので定着テーブルとの密着性が悪いです。ここはやはり曲がりにくく厚い銅板に替えるしかないかな・・・銅板が高いからアルミ板を買ってしまったのに・・・
アルミ板を買ったホームセンターへ再びいき銅板を見ると、やはり値段に躊躇します。BS01の値段に比べれば誤差ですけど。
銅板を手に取って最後の悪あがきをあれこれ考えます。
アルミ板と定着テーブルを密着できる糊か接着剤は無いかな?剥がせるやつ。スティックのりは試していたのですがまったく接着性がありませんでした。
接着剤の展示されている棚の前でいろいろ探します。剥がせない接着剤ばかりです。金属とポリミドなんて最悪の組み合わせです。
あきらめて銅板を買うかと思いながらホームセンターのいろいろなコーナーを見て何かくっつける方法は無いか考えました。すると、最後の手段を思いつきました。
ケープです。
もしもケープで接着できるならアルミ板の薄い板の方が密着しやすくなります。
結局ホームセンターで何も買わずに帰ってきました。
早速試してみる事にします。
BuildTakをきれいに清掃します。その後、BuildTak面、アルミ面にケープを吹き付けます。
定着テーブルに載せてみます。
あまり良くくっつきません。クリップで挟みつつテーブルの温度を上げていきます。まだアルミ板が浮いてしまう場所があります。
手で押さえて均します。しばらくするとピッタリと貼り付きました。
ケープすげえ。
気分一新でABSでの造形をチャレンジします。
う~ん、着きが悪い。けど前よりいいかな?
テーブルの温度を上げないとダメです。もうBuildTakがダメになってしまったのでしょうかね。原因が判らないので新しいのにはまだ変えたくありません。
とりあえず造形テーブルの温度を90℃にすると何かできそうです。
面積が広いモデルで実験してみました。定着が悪いとすぐに剥がれてぐしゃぐしゃになるのですが無事に最後まで造形できました。
次に背の高い物も試してみました。
RaftもBrimも指定しないため造形テーブルとは下部の円でしか接触していません。定着が悪いとあっという間に剥がれるところですが頑張ってくっついてくれてます。
急な傾斜の造形ですがサポートが無くとも積みあがっています。
最後まで造形できました。思ったよりきれいにできました。
一番上の円を作っている部分でABSの収縮により内側に倒れこむ部分がありました。窓を開けっ放しの部屋で作ったので周囲温度が低すぎたのかもしれません。
先達たちに習い周囲を保温する方法を次に考えてみようと思います。
BuildTakが当初の性能を発揮していませんが、今回の目的である2番目のノズルの動作確認は問題なくできたと言って良いでしょう。
そしてデュアルノズルで同時造形も試さないとなりません。あっ、白いフィラメントしか買ってなかった・・・
ABSの定着が全くできなくなって対処方法が判らなくなってしまいました。さらにPolyMax PLAまでまったく定着しない・・・
BuildTakを使っているのにつるんつるんと剥がれます。夜になって気温が下がったからでしょうか?まだまだ原因の切り分けをする知識が足りません。
ABSがまったく造形テーブルにくっついてくれなくて途方に暮れてしまいました。
気分転換に剥がすのが大変なほど定着してしまうPolyMax PLAへ戻って造形をしようとしました。すると何故かPolyMax PLAも定着しなくなってしまいました。昨日はカッターで剥がすのも大変なほどくっついていたのに。
定着しない時はケープを使うと良いらしいのでもちろん使ってみました。しかし何の効果もありませんでした。いったい何が起きたのでしょうか?
フィラメントをPolyMax PLAにして温度条件を替えて実験をしますがまったく改善しません。定着用のシートBuildTakを使えば定着テーブルを加熱しなくても造形できるはずでした。
何度も試すとBuildTakの全面で定着が悪いわけではなく定着の良い場所もある事が判りました。昨日まで何度も使っていた中心付近は良くくっつきます。しかし、周辺部はまったくくっつきません。
という事でBuildTak劣化と考える事はできないでしょう。
BuildTakは0.5mm厚のアルミ板に貼り付けました。板厚が薄いので曲がりやすいです。そのため、定着テーブルから浮いてしまいヒータの熱がうまく伝わらなかったり、ヘッドとの隙間が場所によって変わってしまうようです。
でも定着しないのはBuildTakと定着テーブルを固定するクリップの近くなんですよね。つまり熱でもないし隙間でも無さそうです。
ここで昨日から変えた事を整理しておきます。次の事をやりました。
- 2番目のノズルでABSフィラメントを使用した
- 隙間ゲージでノズルとの隙間を0.2mmに調整した
- 隙間ゲージの油がBuildTakに着いたのでアルコールで清掃した
- ABSの定着が悪いのでケープを噴霧した
もう思い当たる事の対策はすべてやってみましょう。BuildTakの交換は最後の手段にします。
まずお手軽なところから、BuildTakをアルコールで清掃し直します。
定着テーブルの温度を上げると何とか造形できるようです。もうBuildTakの利点は何もないような温度設定になります。
熱と言えば定着テーブルとBuildTakをクリップで挟むだけというのは熱設計的にあり得ません。CPUクーラーならば熱伝導グリス無しでパソコンが動く事が無いくらいです。定着テーブルとBuildTakのアルミ板の間に熱伝導グリスを塗りたくなります。
しかし、造形後に取り外す必要があるのでベトベトのグリスは使えません。
するとシリコンの熱伝導シートとか試したくなります。しかしこれは脆いので繰り返し利用に向きません。熱伝導対策は諦めますかね。
BuildTakのアルミ板が薄くて曲がってしまうので定着テーブルとの密着性が悪いです。ここはやはり曲がりにくく厚い銅板に替えるしかないかな・・・銅板が高いからアルミ板を買ってしまったのに・・・
0.5mm厚のアルミ板にBuildTakを貼っていた |
アルミ板を買ったホームセンターへ再びいき銅板を見ると、やはり値段に躊躇します。BS01の値段に比べれば誤差ですけど。
銅板を手に取って最後の悪あがきをあれこれ考えます。
アルミ板と定着テーブルを密着できる糊か接着剤は無いかな?剥がせるやつ。スティックのりは試していたのですがまったく接着性がありませんでした。
接着剤の展示されている棚の前でいろいろ探します。剥がせない接着剤ばかりです。金属とポリミドなんて最悪の組み合わせです。
あきらめて銅板を買うかと思いながらホームセンターのいろいろなコーナーを見て何かくっつける方法は無いか考えました。すると、最後の手段を思いつきました。
ケープです。
もしもケープで接着できるならアルミ板の薄い板の方が密着しやすくなります。
結局ホームセンターで何も買わずに帰ってきました。
早速試してみる事にします。
BuildTakをきれいに清掃します。その後、BuildTak面、アルミ面にケープを吹き付けます。
定着テーブルに載せてみます。
あまり良くくっつきません。クリップで挟みつつテーブルの温度を上げていきます。まだアルミ板が浮いてしまう場所があります。
手で押さえて均します。しばらくするとピッタリと貼り付きました。
ケープすげえ。
気分一新でABSでの造形をチャレンジします。
う~ん、着きが悪い。けど前よりいいかな?
テーブルの温度を上げないとダメです。もうBuildTakがダメになってしまったのでしょうかね。原因が判らないので新しいのにはまだ変えたくありません。
とりあえず造形テーブルの温度を90℃にすると何かできそうです。
面積が広いモデルで実験してみました。定着が悪いとすぐに剥がれてぐしゃぐしゃになるのですが無事に最後まで造形できました。
次に背の高い物も試してみました。
RaftもBrimも指定しないため造形テーブルとは下部の円でしか接触していません。定着が悪いとあっという間に剥がれるところですが頑張ってくっついてくれてます。
急な傾斜の造形ですがサポートが無くとも積みあがっています。
最後まで造形できました。思ったよりきれいにできました。
一番上の円を作っている部分でABSの収縮により内側に倒れこむ部分がありました。窓を開けっ放しの部屋で作ったので周囲温度が低すぎたのかもしれません。
先達たちに習い周囲を保温する方法を次に考えてみようと思います。
BuildTakが当初の性能を発揮していませんが、今回の目的である2番目のノズルの動作確認は問題なくできたと言って良いでしょう。
そしてデュアルノズルで同時造形も試さないとなりません。あっ、白いフィラメントしか買ってなかった・・・
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