Androidスマートフォンで3Dプリンタをリモート管理するOcto4aアプリを動かす【OctoPrint for Android】

タイトル
OctoPrintは3DプリンタをWEBブラウザでコントロールするソフトウエアです。Androidスマートフォンで動かすOcto4aアプリをインストールしてスマホで動かしてみます。

OctoPrintは3DプリンタをWEBブラウザでコントロールするソフトウエアです。Raspberry Piなど小型ワンボードコンピュータで動かします。ですがサプライチェーン問題と半導体不足でRaspberry Piが買えなくなっています。そこでAndroidスマートフォンでOctoPrintを動かすOcto4aアプリを動かしてみます。

Octo4aのGitHubプロジェクトはこちら
octo4a - Run OctoPrint on Android
https://github.com/feelfreelinux/octo4a
"You don't have a Raspberry Pi, but you want to control your 3D printer remotely? Use your phone as an octoprint host! With the Octo4a app you can install Octoprint on your android phone in minutes, without any special Linux knowledge."
最新リリースのapkファイルをスマホでダウンロードしてインストールします。
Octo4aはOctoPrintの起動とmjpg-streamerでカメラ映像の配信を行います。

スマートフォンのUSB端子と3DプリンタをUSBケーブルでつなぎます。USB OTGケーブルで接続します。
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Octo4aでOctoPrintが動いてしまえば後はOctoPrintの設定をWEBブラウザからするだけです。OctoPrintの設定自体はOcto4aと関係ありません。設定方法は以前の記事を御覧ください。

Octo4aアプリを動かしたスマートフォンは常に3Dプリンタと通信します。そして、OctoPrintのWEBサーバーが動いています。このスマートフォンを操作する必要はもうありません。
他のスマートフォンかパソコンのWEBブラウザでOctoPrintのWEBサーバーのURLを開きます。後はすべてWEBブラウザで操作します。GCODEファイルをWEBブラウザに落っことせばOctoPrintにファイルが保存されます。WEBブラウザでそのファイルを指定してプリントを指示すれば造形が始まります。
Octo4aのカメラ映像もWEBブラウザに表示されます。

OctoPrintのプラグインも使えます。ラズベリーパイなどのハードウエアに依存するプラグインは当然動きません。

3Dプリンタでプリントしている時は常にOctoPrintを動かしていなければなりません。24時間以上連続して動かすこともあります。この間Octo4aアプリを入れたスマートフォンは動き続けなくてはなりません。そこで問題となるのがスマートフォンの電源です。USB OTGケーブルとスマホの機種に依って充電できたり充電できなかったりします。我が家にあるスマホ2台とUSBケーブル USB HUBではどの組み合わせでも充電できませんでした。
Android 9のHonor 9、Android 12のPixel 6 Proでは充電できていません。充電できた組み合わせがあればスマホの機種とAndroidバージョンそして使ったOTGケーブル名をYouTubeの方にぜひコメントください。

※3Dプリンタは高温に発熱する部分があるのでプリント中は常に近くに居て発火しないか監視してください。リモート管理では火災の危険を回避できません。


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