エアコンを動かす前にカビが生えないようバチルス菌で防カビをしておく

エアコンの中に生えるカビは嫌ですよね。エアコンの風を送るファンであるクロスフローファンにびっしりカビが生えてフサフサになっているのを見ると目まいがします。これからの除湿・冷房シーズンを前にカビ対策をしておきます。



エアコンの中はどうしてもカビが生えてしまい秋のエアコン掃除が大変です。数年前からお風呂では石田株式会社のバイオパック カビバスターを使っていました。納豆菌の一種であるバチルス菌を使った防カビ剤だそうです。お風呂では効果的でしたのでこれからの季節に備えエアコン用にも使おうと思いました。
年初に安売りをしていましたが今では販売が終了してしまったようです。気に入っていたので困りました。石田株式会社は販売元となっているので製品自体の製造は別の会社です。製造元は株式会社ジェイ・ドリームとなっています。別府市にある会社のようです。ホームページ作ってないんですかね見当たりません。

仕方がないので同等品を探していたのですが関西化研工業株式会社のバイオパックが製品の形から同じもののように見えます。調べると製造元は株式会社ジェイ・ドリームです。よかった完全に無くなってしまったようではありません。
早速購入しようと思ったのですが似た製品が2つあります。"バイオパックS"という物と"バイオパックん"という物です。ホームページを見るとバイオパックSはお風呂で使うことを宣伝しています。バイオパックんはリビングで使うようです。ですが両社の違いが判りません。

値段が同じならどちらでも良いのですがバイオパックんの方が安いんです。何がちがうんだろう?結局ホームページを見ただけではわかりませんでした。
用途を明確にして宣伝しやすくしただけでしょうか?それともお風呂用は何か特別な工夫があるのでしょうか?外見は印刷以外同じようなので値段が違うのがそもそもいけません。買う時に混乱してしまいます。
両方とも製品の寿命は1年間で同じです。バイオパックんの製品裏の説明には使用期間半年と書いてありましたが、箱の中にピンク色した訂正の紙が入っていました。

今回はリビングのエアコンで使うのでバイオパックんを購入してみました。安いし。
左:バイオパックん
右:バイオパック カビバスター(販売終了?)

製品をバイオパック カビバスターと比べてみます。印刷以外まったく同じようですね。製品自体は同じでしたが同梱品に違いがありました。バイオパック カビバスターは吸盤フックが付属していました。バイオパックんには両面テープが付属していました。もしかしたらバイオパックSは吸盤フックが付属するのでしょうか?これが価格の違いなのでしょうか?

いちおうバイオパック カビバスターの使用感を書いておきます。
匂いはしません。製品近くで匂いを嗅げば刺激臭がしますがお風呂場に吊るしておけば匂いはしません。
使い方はお風呂場の水がかからない場所に吊り下げておくだけです。バチルス菌がカビを食べてくれます。そのため、使用開始直後の2週間ほどはバチルス菌を繁殖させる感じで使います。
繁殖させるといっても簡単です。カビが発生するような環境を作れば良いだけです。エサを作るんですね。お風呂を閉め切って換気を悪くしておけば良いだけです。カビ取り剤など強力な洗剤は使ってはいけません。バチルス菌も死んでしまうからです。
そんなことしてカビが大発生しないの?と心配になりますが問題ありません。カビはバチルス菌のエサです。ですからカビが生えない事はありません。しかし生えたカビはバチルス菌に食べられて枯れてしまうのです。枯草菌と呼ばれます。
枯れたカビは茶色をしています。枯れたカビはスポンジで擦れば洗剤を使わなくとも取れてしまいます。2週間ほどすると生えていた黒カビも茶色くなっているでしょう。
そうしたら中性洗剤でお風呂場をきれいに掃除しましょう。一度きれいになれば後は普通に掃除するだけでカビは気にならなくなると思います。掃除もバチルス菌を繁殖させるイメージしつつ強力な洗剤の使用は控えます。カビを食べさせるのでカビが全く生えないわけではありません。
きれい好きな人はかえって効果を実感しずらいかもしれませんね。

お風呂以外でも使えるのでエアコンのそばに置いておけばエアコンのカビも簡単に掃除できるようになります。エアコンに使うだけならスーパーバイオパック もいいですね。エアコンの上、空気を吸い込む所に置いておきます。

台所でも使えそうです。ただしぬか床、ワイン、ビールやパンなど発酵食品を作る方は注意した方が良いかもしれません。バチルス菌が有用な菌を食べてしまうかもしれないからです。

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