冬至にソーラーチャージャーでスマホを充電してみた

正確には冬至を過ぎて26日に Anker 折りたたみ式 ソーラーチャージャー の性能を確かめてみました。
実は失敗して満充電できませんでした。太陽高度が低く影が長いため日陰にならないと思っていたら思いっきり日陰になりました・・・
今回はUSB電流のモニタを用意して太陽高度と電流の様子を見てみます。


前回の記事では春分の日に実験してました。こちらの記事です。
春分の日にAnkerのソーラーチャージャーでXperia Z3 Tablet Compactを充電してみた

次は夏至にやろうと書いたまま冬至が来ました。
春分の日に充電できたので夏至なら余裕のはずなので試す気が起きませんでした。夏至での充電で気になるのは温度になるはずでした。パネルも高温になりますので風通しを良くして置かないとなりません。充電するスマホも直射日光があたらず温度が上がらないように置いておく必要があります。ということで、道具だてを用意できず7月になってしまいました。

太陽電池にとって条件の悪い冬至での充電は試しておきたいところです。
天気と暇を見て26日に実験しました。
ちょっとのんびり起きたので時刻はすでに11時をまわっています。

Anker Solar charger

ソーラーチャージャーのパネルは真上を向くように設置します。
太陽高度は約30度になります。この時に十分な発電ができなければ充電がほぼできない事になります。
充電電流を測るモニタを買ったので確かめてみましょう。

Charge Current
冬至ごろ11時での出力


写真が・・・ホコリだらけですね・・・
約1Aの出力が出ています。パネルを真上に向けています。太陽高度は水平方向が0度ですので冬至近くの30度では効率が極めて悪くなります。実験ですのでこのまま続けてみましょう。


冬至ごろ13時半での出力

13時30分ごろ、2時間ほどして様子を見に行くと・・・スマホに日光が当たらないように雑誌をかぶせておいたのですが、風で太陽パネルにかぶさっていました。充電電流を見て見ると、ちょっと出力が落ちています。太陽高度としては30度を切るころですが、先ほどと大差ないはずなのに。

冬至ごろ14時での出力
14時になりました。太陽高度は27度ほどです。30分しか経ってないのにさらに出力が下がりました。この出力なら携帯電話を充電する事ができるでしょうがスマホには足りません。
太陽高度としては5度も変わらないのですが大きく出力が変わっています。曇っているわけでも霞がかかっているわけでもありません。

その後、日陰にならないと思っていたのですが思いっきり陰ってました。そのため満充電には到底届かず中断しました。

朝の8時からやれば満充電できるかというと、太陽高度を考えるとほとんど充電は進まないと思われます。
また、今回実験したソーラーチャージャーのパネルは4枚あります。お手頃価格の2枚パネルの製品もありますが、真昼でも十分な出力は得られないでしょう。ただし、今回はパネルを真上に向けている実験のため効率が悪い置き方をしています。設置に工夫がいらずに済む設置方法でどの程度の実用性があるかを試してみたかったのです。

ちなみに春分の日の太陽高度は最高で55度ほどです。前回の記事の春分の日には十分な充電ができましたので、春分-夏至-秋分までは真上に向けて置いておけば充電できるでしょう。
冬至にかけてはやはりソーラーパネルを太陽に向くよう傾けて設置するのが良いでしょう。45度ほどの傾斜をつける台を用意すると効率が良いと思われます。
おっ、これは3Dプリンタの出番か?

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