DISMツールのイメージ修復を正常なPCのwindowsフォルダを使ってやってみる
Windowsイメージから修復しようと"dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth"とやると"エラー: 0x800f081f"が出ます。
Windwos Updateにつながらないのが原因らしいのですが、よくあるエラーのようです。
どうしたらよいのでしょうか。
記事 "COM Surrogateとかが邪魔してファイルのプロパティの削除ができない"で書いたように画像ファイルのプロパティで情報の削除ができません。Windows 10の動作が何か怪しいです。
そこでシステムファイルチェッカーを動かしてみます。管理者モードのコマンドプロンプトを開き"sfc /scannow"と打ち込みます。何やら修復されないエラーがあるという事です。
いっそWindows 10の再インストールをしてしまうのが良いのですが、
記事 "WIndows DVD プレーヤーが入手できないからWindows 10をクリーンインストールできない"で書いたようにWindows 8.1からのアップグレードをしなくてはいけないので面倒です。
システムファイルチェッカーでエラーの修復ができない場合はDISMツールというのを使う事になります。
まずは次のコマンドを実行してみます。"DISM は、.wim ファイル、.vhd ファイル、または .vhdx ファイルからの Windows イメージのマウントと操作に使うことができますが、実行中のオペレーティング システムの更新に使うことができる場合もあります。"Microsoft Developer Network
"dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth"
するとエラーで終わってしまいました。
エラーコードは 0x800f081f となっています。
使えないのでしょうか。
こちらのフォーラムに回避する方法があるようです。
Windowsのインストール用ファイルのイメージを使う方法です。正攻法ですね。１．以下からダウンロードしてCドライブに「ISOイメージ」を作成（C直下の方が良い）Windows 10 Tech Bench アップグレード プログラム２．「ISOイメージ」を仮想ドライブにマウント-中略-３．コマンドプロンプト（管理者）を起動し、仮想ドライブのインストールメディアのドライブレターを、ソースに指定し以下を入力して実行DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:WIM:D:\Sources\Install.wim:1 /LimitAccessマイクロソフト コミュニティ
私もこの方法で直したいのですがISOイメージのダウンロードが途中で止まってしまうので今回は違う方法を試してみました。
それは、もう一台の正常なWindows 10のwindowsフォルダを使えないのだろうか？ という考えがあったからです。
我が家のPCはほぼWindows 10へ移行しています。Surface Pro 3のWindows 10がほぼ素のまま正常に動いていますのでこれを使ってみます。
まずはSurface Pro 3のWindowsディレクトリのネットワーク共有設定をします。
"c:\Windows"フォルダを読み取り専用で共有しました。
このフォルダをエラーの生じているPCで開いて修復用イメージとして使ってみます。
Surface Pro 3のWindowsフォルダのパスを"\\SURFACE-PRO\Windows"とした場合に次のようなコマンドを打ってみます。
"dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth /Source:\\SURFACE-PRO\Windows"
すると正常に完了したようです。
そのまま続けてシステムファイルチェッカー sfc /scannow を行ってみます。
"正常に修復されました"となりました。
本当に直ったのでしょうか？再起動後にもう一度システムファイルチェッカーを動かしてみます。
おっ、エラーは検出されませんでした。
これで気持ち悪い状態が解消されました。
そうそう、正常なPCのWindowsフォルダの共有を解除するのを忘れないでください。
早速、そもそもの問題の画像ファイルのプロパティの削除を行ってみますが・・・
相変わらず削除できませんでした。やれやれ。
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