グラフィックボードのファンがカタカタうるさいので分解してグリスアップした
グラフィックカードの空冷ファンが回転しなくなってしまいました。気づくとGPU温度が90℃オーバー!
以前分解したときにしっかりと組み立てなかったのが原因です。
ついでなので分解する様子をご紹介します。
FPSゲーム Battlefield 1に全く魅かれず宝の持ち腐れとなっていたGTX1070ですが、遊ばしておくのももったいないとマイニングをちまちましていました。24時間稼働になると冷却ファンがすぐに劣化します。
私の買ったやつは当時値段で選んだ安いやつ。玄人志向のGF-GTX1070-E8GB/BLFというやつです。コストダウンモデルという事で空冷ファンもランクが落ちるやつが付いていたと思います。最近は見かけない外排気のファンが良かったのですが、ファンからカラカラうるさい異音がします。グリースが劣化してしまったようです。
実はもう3回目の分解になるのですが、今回はグリスではなくファンを固定するC-CLIPが外れてしまったようでファンが回転しなくなりました。気づいたらGPU温度が90℃オーバーで温度保護が働いていました。熱でGPUが壊れなかったのが救いです。
最近ブログネタがないので分解する様子を紹介してみます。
真似する方は自己責任です。壊れても当ブログ管理人は関知いたしません。
一昔前の冷却ファンの形状でしょうか。外排気ができて好きなんですけどね。このファンからの異音がうるさくて使っていられなくなりました。何度か分解していたのですが今回はファンの脱落のようです・・・
早速分解していきます。特殊なネジは使われていないのでプラスドライバーで分解できます。
まずはスロットカバーとヒートシンクカバーを外します。
黒いヒートシンクカバーのネジを6本とスロットカバーのネジを1本外します。
スロットカバー反対側のネジを外します。
スロットカバー正面のネジを外します。DVI端子の六角ネジ部分をラジオペンチなどで外します。
これでスロットカバーとヒートシンクカバーが外れます。
取り外したネジは外した場所がわかるようにしまっておきます。私はクラフトテープに貼り付けています。
カバーを外すとこんな風になってます。
次にヒートシンクと基板全体を覆うヒートスプレッダを外します。
赤い色マークのネジがヒートスプレッダを固定しています。オレンジ色マークのネジがヒートシンクを固定しています。ヒートシンクのネジを外した後は脱落しないよう慎重に裏返します。
ヒートシンクを取り外します。
GPUとヒートシンクに残った放熱グリスは綺麗に拭き取ってください。
ヒートスプレッダを基板から剥がします。ゲル状の放熱シートで基板にくっついています。ゆっくり端からはがしていきます。放熱シートは再利用します。とても柔らかく千切れてしまうので注意します。
空冷ファンのコネクタを外します。
外れるとこんな風になっています。
さらにファンを外します。
ヒートスプレッダにファンがネジ留めされています。ここでは放熱シート(赤枠)に覆われています。これを慎重にはがします。オレンジ枠の放熱シートは千切れてしまいました。放熱の効率が悪くなるので酷い場合は買い直す必要があります。厚みが何種類かありますのでお使いのグラフィックボードの放熱シートに合わせて全てのシートを交換しましょう。
放熱シートを取り除くとネジが見えます。3本のネジを外すと空冷ファンが外れます。
振動防止の薄いスポンジ状シートが張り付いています。剥がしてしまいます。ボロボロになってしまいます。
そして型番の書いてあるシールをはがします。ドライヤーなどで温めると糊が柔らかくなり綺麗にはがせるそうですが、気にせずドライバーでこじ開けました。
何やら茶色い粉がたくさん詰まっています。グリスの揮発成分がすべて抜けるとこんな色になるようです。
ファンのシャフトを固定するC-CLIPが外れています。前回分解して組み立てた時にしっかり付いていなかったようです。本来C-CLIPは使い捨てが基本です。ですが代わりのC-CLIPの入手が難しいので再利用するしかありません。
C-CLIPを外すとファンが分解できます。グリスを塗り直すならここまで分解します。
ファンのシャフトを固定するベアリングなども取り外し洗浄します。パーツクリーナーで綺麗にしましょう。写真の上部にあるのがC-CLIPです。取り外す時に変形しているでしょうからラジオペンチなどで形を整えて再利用しましょう。
洗浄が終わったら今までと逆の手順で組み立てます。ベアリングやシャフト部分にはたっぷりグリスを塗っておきましょう。
GPUとヒートシンクに新しい放熱グリスを塗ります。ここはたっぷり塗ってはいけません。ここをちゃんとしないと熱で性能が発揮できなくなります。
後はひたすらネジをしめて元通りにします。
冬場は静電気にも気を付けて作業しましょう。椅子の座面や背もたれとズボンや服の材質によっては立ち座りだけで大量の静電気が発生します。
以前分解したときにしっかりと組み立てなかったのが原因です。
ついでなので分解する様子をご紹介します。
FPSゲーム Battlefield 1に全く魅かれず宝の持ち腐れとなっていたGTX1070ですが、遊ばしておくのももったいないとマイニングをちまちましていました。24時間稼働になると冷却ファンがすぐに劣化します。
私の買ったやつは当時値段で選んだ安いやつ。玄人志向のGF-GTX1070-E8GB/BLFというやつです。コストダウンモデルという事で空冷ファンもランクが落ちるやつが付いていたと思います。最近は見かけない外排気のファンが良かったのですが、ファンからカラカラうるさい異音がします。グリースが劣化してしまったようです。
実はもう3回目の分解になるのですが、今回はグリスではなくファンを固定するC-CLIPが外れてしまったようでファンが回転しなくなりました。気づいたらGPU温度が90℃オーバーで温度保護が働いていました。熱でGPUが壊れなかったのが救いです。
最近ブログネタがないので分解する様子を紹介してみます。
真似する方は自己責任です。壊れても当ブログ管理人は関知いたしません。
GF-GTX1070-E8GB/BLFの分解
グラフィックボードはこんなやつ。一昔前の冷却ファンの形状でしょうか。外排気ができて好きなんですけどね。このファンからの異音がうるさくて使っていられなくなりました。何度か分解していたのですが今回はファンの脱落のようです・・・
早速分解していきます。特殊なネジは使われていないのでプラスドライバーで分解できます。
まずはスロットカバーとヒートシンクカバーを外します。
スロットカバー反対側のネジを外します。
スロットカバー正面のネジを外します。DVI端子の六角ネジ部分をラジオペンチなどで外します。
これでスロットカバーとヒートシンクカバーが外れます。
取り外したネジは外した場所がわかるようにしまっておきます。私はクラフトテープに貼り付けています。
カバーを外すとこんな風になってます。
次にヒートシンクと基板全体を覆うヒートスプレッダを外します。
赤い色マークのネジがヒートスプレッダを固定しています。オレンジ色マークのネジがヒートシンクを固定しています。ヒートシンクのネジを外した後は脱落しないよう慎重に裏返します。
ヒートシンクを取り外します。
GPUとヒートシンクに残った放熱グリスは綺麗に拭き取ってください。
ヒートスプレッダを基板から剥がします。ゲル状の放熱シートで基板にくっついています。ゆっくり端からはがしていきます。放熱シートは再利用します。とても柔らかく千切れてしまうので注意します。
空冷ファンのコネクタを外します。
外れるとこんな風になっています。
さらにファンを外します。
ヒートスプレッダにファンがネジ留めされています。ここでは放熱シート(赤枠)に覆われています。これを慎重にはがします。オレンジ枠の放熱シートは千切れてしまいました。放熱の効率が悪くなるので酷い場合は買い直す必要があります。厚みが何種類かありますのでお使いのグラフィックボードの放熱シートに合わせて全てのシートを交換しましょう。
放熱シートを取り除くとネジが見えます。3本のネジを外すと空冷ファンが外れます。
振動防止の薄いスポンジ状シートが張り付いています。剥がしてしまいます。ボロボロになってしまいます。
そして型番の書いてあるシールをはがします。ドライヤーなどで温めると糊が柔らかくなり綺麗にはがせるそうですが、気にせずドライバーでこじ開けました。
何やら茶色い粉がたくさん詰まっています。グリスの揮発成分がすべて抜けるとこんな色になるようです。
ファンのシャフトを固定するC-CLIPが外れています。前回分解して組み立てた時にしっかり付いていなかったようです。本来C-CLIPは使い捨てが基本です。ですが代わりのC-CLIPの入手が難しいので再利用するしかありません。
C-CLIPを外すとファンが分解できます。グリスを塗り直すならここまで分解します。
ファンのシャフトを固定するベアリングなども取り外し洗浄します。パーツクリーナーで綺麗にしましょう。写真の上部にあるのがC-CLIPです。取り外す時に変形しているでしょうからラジオペンチなどで形を整えて再利用しましょう。
洗浄が終わったら今までと逆の手順で組み立てます。ベアリングやシャフト部分にはたっぷりグリスを塗っておきましょう。
GPUとヒートシンクに新しい放熱グリスを塗ります。ここはたっぷり塗ってはいけません。ここをちゃんとしないと熱で性能が発揮できなくなります。
後はひたすらネジをしめて元通りにします。
冬場は静電気にも気を付けて作業しましょう。椅子の座面や背もたれとズボンや服の材質によっては立ち座りだけで大量の静電気が発生します。
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