TorifierのせいでWSLのUbuntuのアップデートができない

Windows Subsystem for LinuxのUbuntuをupdateしようとしたら
”Temporary failure resolving 'security.ubuntu.com'”
とか言われてアップデートしてくれません。


久しぶりにFFmpegのビルドをしてみようと思いWSLのUbuntuのレポジトリ更新をしようとしたら
$ sudo apt update
[sudo] password for user1:
Err:1 http://security.ubuntu.com/ubuntu bionic-security InRelease
  Temporary failure resolving 'security.ubuntu.com'
Err:2 http://archive.ubuntu.com/ubuntu bionic InRelease
  Temporary failure resolving 'archive.ubuntu.com'
Err:3 http://archive.ubuntu.com/ubuntu bionic-updates InRelease
  Temporary failure resolving 'archive.ubuntu.com'
Err:4 http://archive.ubuntu.com/ubuntu bionic-backports InRelease
  Temporary failure resolving 'archive.ubuntu.com'
Reading package lists... Done
Building dependency tree
Reading state information... Done
All packages are up to date.
W: Failed to fetch http://archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/bionic/InRelease  Temporary failure resolving 'archive.ubuntu.com'
W: Failed to fetch http://archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/bionic-updates/InRelease  Temporary failure resolving 'archive.ubuntu.com'
W: Failed to fetch http://archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/bionic-backports/InRelease  Temporary failure resolving 'archive.ubuntu.com'
W: Failed to fetch http://security.ubuntu.com/ubuntu/dists/bionic-security/InRelease  Temporary failure resolving 'security.ubuntu.com'
W: Some index files failed to download. They have been ignored, or old ones used instead.
となってしまいます。
2週間くらい様子を見ていましたが直らず。
検索すると同様な症状はセキュリティソフトのファイアーウォールが原因とか出てきます。今回の場合、ファイアーウォールと関係ないと思われました。
"security.ubuntu.com"が古いとか日本のレポジトリに変えろとかも見かけましたが、変える必要があるように思えません。
他に目ぼしい情報もなく・・・

ですが、なんとなく既視感のある症状なんですよ。以前の別の問題がこれ
関連記事:ぷららのDNSでLinkWithinの名前解決ができるようになった
以前はブログにLinkWithinというサービスを使っていたのですが、ある時期からサービスの結果が表示されなくなりました。あぁ、終了しちゃったのかな・・・と思っていたのですが自宅以外からだと見えていたんです。
こんな時はDNSを疑え! ということで、自宅のぷららのDNSからGoogleのDNSへ変更してみました。ですが解決せず。少しエラーのメッセージが変わった事があるのですが、Ubuntu側へのネットワーク設定変更が反映されていないだけのようでした。
DNSは今回の問題とは関係ないようです。

Windowsのファイアーウォール設定を見直してみますが、これなんだか全く判らないです。自分で大昔に設定した項目も何のためにやったか忘れています。
う~ん、最悪Windowsの再インストールか?

と3週間くらい悩んでいたのですが、はたと気づきました。最近、Torifierを入れたのです。Torifierは指定のプログラムの通信をTor化してくれます。自宅サーバーに謎のアクセスがある時に相手の確認などに使っています。
試しにTorifierを閉じてUbuntuのアップデートをしてみると・・・
あっさりアップデートできました。

どうやらTorifierで登録したプログラムにチェックを入れているとアップデートに失敗するようです。もちろんUbuntuは登録していません。なのでUbuntuには影響しないと思っていたのですが何らかの影響があるようです。

いらない時はTorifierを動かさないほうが良さそうです。

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