FreeCADでジンバル iSteadyX2 のアングルグリップホルダーを作る

タイトル

コンパクトなジンバル Hohem iSteadyX2 を買ったんですけどチルトの可動範囲が狭いので垂直に立てた状態で握る必要があります。長時間だと手が疲れる。そこで、少し手首を前傾させた状態でジンバルが垂直に立つようアングルを付けたグリップを作りました。

iSteady X2を買いました。

安くてコンパクトなので普段持ち歩いて使うことができます。ですがコンパクトが故にチルト範囲が狭いです。ジンバルを握っていると手首が前へ傾いてしまいます。その分チルトの範囲がさらに狭くなります。常に垂直になるよう意識して持たなければなりません。
長時間撮影する時には不便です。そこでアングルグリップを作ることにしました。手首を自然な感じで前へ傾けた状態でジンバルが垂直になるよう角度を付けたグリップです。

こんなアングルグリップが欲しい時、3Dプリンタがあれば簡単に自分で作ることができます。まずは3D CADでモデルを作ります。
私はFreeCADを使っています。フリーウエアなのでお金がかかりません。少し癖の強いCADなので初心者にはとっつきにくいCADです。FreeCADは機械部品を作るのに適しています。平面図に寸法を入れて立体化していくので寸法が重要なモデルを作ることができます。

ブログで作る過程を説明した所で何だかわからないでしょう。興味があればビデオを見てください。簡単にモデルを作る流れを紹介しています。

で、出来上がったのがこれ。
アングルグリップ3Dモデル
余白が多くてすみません。
筒にジンバルを差し込んで使います。グリップはGoProマウント互換としています。
こちらのグリップのリミックスです。
Gopro DJI handle grip by maximeyang
X2のリモコンを付けられるようにしています。
グリップにリモコンを付ける
リモコンに意味ありげな溝が付いていました。活用してあげましょう。

このモデルになるまで何度もプリントして強度を確かめました。壁を分厚くすれば簡単なんですけどモッサリして格好悪くなります。できるだけ薄く作りたい。
試作モデル

最初はグリップを一体で作るつもりでした。でも角度をどのくらい付けたら良いのか分からないので自由が効くGoProマウント互換で作ることにしました。
使い勝手を確かめ角度がわかってきたら一体型も作ってみたいです。
完成
今回作ったモデルは公開しています。
Angled Grip Holder for Hohem iSteady X2

ビデオ




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