Tinker BoardにNode-REDをインストールする
javascriptのプログラミングツールのNode-REDがお手軽なのでいろいろ遊んでいます。
Raspberry Pi 3なら軽快に動くのですが、データベースを使うネットサービスを動かすと処理速度も気になります。少しでも速い方がやはりいい。
そうだ、Tinker Boardがあったっけ・・・Tinker BoardにNode-REDを入れてみます。
買ったは良いが使い道がなく存在を忘れていたTinker Board・・・
関連記事:TinkerOSに日本語環境を設定する
Raspberry Piより高速なCPUとGPUを搭載しているのでffmpegを使ったライブ配信サーバーにしようという当初の目論見はとん挫しています。h.264のハードウエアエンコードができないんです。gstreamerなら使えるみたいなんだけどffmpegの方が使い慣れているもので。
関連記事:stretchなRASPBIANとTinkerOSでFFmpegをビルドする
h.264のエンコードライブラリが出ないかと待っているうちにTinker Board Sなる新製品が出てしまいました。
しかし、16GB eMMCを搭載しているためSDメモリーカードにOSを入れる必要がありません。SDメモリーカードは書き込み回数の制限が厳しいので長い期間動かすと壊れてしまうのです。eMMCならほぼ気にせず使えます。
SDメモリーカードの代金だと思えば値上がり分も納得できます。
そして、さりげなくうれしいのはHDMI-CECに対応したことです。
関連記事:Tinker BoardはHDMI-CECが使えないためテレビのリモコンで操作できません
Raspberry PiでKodiを動かしてメディアプレーヤーにしている方は多いでしょう。同様にTinker Boardでも動かせるのですが、HDMI-CECに対応していないのが残念でした。
HDMI-CECに対応していればテレビのリモコンでKodiを操作できるのです。
基板上にパターンはできていてFETを載せるだけという状態だったのですが、ちゃんと動くようになったそうです。
という感じで「やればできる子」状態のTinker Boardが「できる子」になりそうなSです。
OSのバージョンはTinker OS v2.0.4です。
インストールにはRaspberry Piの時と同じツールを使います。
関連記事:一番初めにRaspberry PiでNode-REDを使うときにやっておくこと
途中でRaspberry Pi特有のノードを入れるか聞いてきますので"N"を入れます。
今回は有線LANだったのもあるかな。
他のパソコンから見る場合はブラウザへ
"http://Tinker BoardのIPアドレス:1880/"
と入れて開いてください。
Raspberry Pi 3なら軽快に動くのですが、データベースを使うネットサービスを動かすと処理速度も気になります。少しでも速い方がやはりいい。
そうだ、Tinker Boardがあったっけ・・・Tinker BoardにNode-REDを入れてみます。
買ったは良いが使い道がなく存在を忘れていたTinker Board・・・
関連記事:TinkerOSに日本語環境を設定する
Raspberry Piより高速なCPUとGPUを搭載しているのでffmpegを使ったライブ配信サーバーにしようという当初の目論見はとん挫しています。h.264のハードウエアエンコードができないんです。gstreamerなら使えるみたいなんだけどffmpegの方が使い慣れているもので。
関連記事:stretchなRASPBIANとTinkerOSでFFmpegをビルドする
h.264のエンコードライブラリが出ないかと待っているうちにTinker Board Sなる新製品が出てしまいました。
Tinker Board S
Tinker Board S / ASUS基本性能は変わりませんが、お値段がちょっと上がりました。
"新しく改良されたTinker Board Sは、耐久性と安定性が向上し、あらゆるDIY愛好家とメイカー向けに総合的なユーザーエクスペリエンスの向上を果たしたシングルボードコンピュータ(SBC)です。"
しかし、16GB eMMCを搭載しているためSDメモリーカードにOSを入れる必要がありません。SDメモリーカードは書き込み回数の制限が厳しいので長い期間動かすと壊れてしまうのです。eMMCならほぼ気にせず使えます。
SDメモリーカードの代金だと思えば値上がり分も納得できます。
そして、さりげなくうれしいのはHDMI-CECに対応したことです。
関連記事:Tinker BoardはHDMI-CECが使えないためテレビのリモコンで操作できません
Raspberry PiでKodiを動かしてメディアプレーヤーにしている方は多いでしょう。同様にTinker Boardでも動かせるのですが、HDMI-CECに対応していないのが残念でした。
HDMI-CECに対応していればテレビのリモコンでKodiを操作できるのです。
基板上にパターンはできていてFETを載せるだけという状態だったのですが、ちゃんと動くようになったそうです。
という感じで「やればできる子」状態のTinker Boardが「できる子」になりそうなSです。
今から買うならSがいいですね。
残念ながらh.264のハードウエアエンコードの状況は変わらないようです。Node-REDのインストール
「やればできる子」にやる気を出させるため、Node-REDを使えるようにしてみます。OSのバージョンはTinker OS v2.0.4です。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgradeの後でバージョンを確認します。
$ uname -a
Linux tinkerboard 4.4.71+ #1 SMP Wed Nov 15 14:31:48 CST 2017 armv7l GNU/Linux
インストールにはRaspberry Piの時と同じツールを使います。
関連記事:一番初めにRaspberry PiでNode-REDを使うときにやっておくこと
Running on Raspberry Pi | Node-RED日本ユーザ会コマンドをコピーして実行します。
Jessieのminimalバージョンや、他のDebianベースを持っていて、Node-REDがまだインストールされていない場合は、Node-REDアップグレードスクリプトを使用してインストールまたはアップグレードできます。
bash <(curl -sL https://raw.githubusercontent.com/node-red/raspbian-deb-package/master/resources/update-nodejs-and-nodered)
Note: node.js 4.x または 6.x へアップグレード済みの場合、プリインストール版Node-REDのアップグレードにapt-getは使用できません。
$ bash <(curl -sL https://raw.githubusercontent.com/node-red/raspbian-deb-package/master/resources/update-nodejs-and-nodered)本当にインストールするか聞かれるので"y"を入れます。
途中でRaspberry Pi特有のノードを入れるか聞いてきますので"N"を入れます。
This script will remove versions of Node.js prior to version 6.x of Node.js and Node-RED and if necessary replace them with Node.js 8.x LTS (carbon) and the latest Node-RED from Npm. It also moves any Node-RED nodes that are globally installed into your user ~/.node-red/node_modules directory, and adds them to your package.json, so that you can manage them with the palette manager. It also tries to run 'npm rebuild' to refresh any extra nodes you have installed that may have a native binary component. While this normally works ok, you need to check that it succeeds for your combination of installed nodes. To do all this it runs commands as root - please satisfy yourself that this will not damage your Pi, or otherwise compromise your configuration. If in doubt please backup your SD card first. Are you really sure you want to do this ? [y/N] ? y Would you like to install the Pi-specific nodes ? [y/N] ? N Running Node-RED update for user linaro at /home/linaro This can take 20-30 minutes on the slower Pi versions - please wait. Stop Node-RED ? Remove old version of Node-RED ? Remove old version of Node.js ? Install Node.js LTS ? Node v8.9.4 Npm 5.6.0 Clean npm cache ? Install Node-RED core ? 0.18.3 Move global nodes to local - Install extra Pi nodes - Npm rebuild existing nodes ? Add menu shortcut ? Update systemd script ? Update update script ? Any errors will be logged to /var/log/nodered-install.log All done. You can now start Node-RED with the command node-red-start or using the icon under Menu / Programming / Node-RED Then point your browser to localhost:1880 or http://{your_pi_ip-address}:1880 Started Tue Feb 20 05:31:25 UTC 2018 - Finished Tue Feb 20 05:32:57 UTC 2018速い・・・1分半で終わりました。Pi Zero Wで30分くらい、Pi 3で5分かかったのに。
今回は有線LANだったのもあるかな。
Node-REDを動かす
それでは動かしてみます。$ node-red-start
Start Node-RED Once Node-RED has started, point a browser at http://192.168.11.35:1880 On Pi Node-RED works better with the Firefox or Chrome browser Use node-red-stop to stop Node-RED Use node-red-start to start Node-RED again Use node-red-log to view the recent log output Use sudo systemctl enable nodered.service to autostart Node-RED at every boot Use sudo systemctl disable nodered.service to disable autostart on boot To find more nodes and example flows - go to http://flows.nodered.org Starting as a systemd service. 20 Feb 05:34:20 - [info] Linux 4.4.71+ arm LE 20 Feb 05:34:21 - [info] Loading palette nodes 20 Feb 05:34:22 - [warn] ------------------------------------------------------ 20 Feb 05:34:22 - [warn] [node-red/rpi-gpio] Info : Ignoring Raspberry Pi specific node 20 Feb 05:34:22 - [warn] ------------------------------------------------------ 20 Feb 05:34:22 - [info] Settings file : /home/linaro/.node-red/settings.js 20 Feb 05:34:22 - [info] User directory : /home/linaro/.node-red 20 Feb 05:34:22 - [warn] Projects disabled : set editorTheme.projects.enabled=true to enable 20 Feb 05:34:22 - [info] Flows file : /home/linaro/.node-red/flows_tinkerboard.json 20 Feb 05:34:22 - [info] Creating new flow file 20 Feb 05:34:22 - [info] Server now running at http://127.0.0.1:1880/ 20 Feb 05:34:22 - [info] Starting flows 20 Feb 05:34:22 - [info] Started flowあっさり動きました。
他のパソコンから見る場合はブラウザへ
"http://Tinker BoardのIPアドレス:1880/"
と入れて開いてください。
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